「センセ、カーリングってなんの進行形
「はぁ~
「だってingついてるじゃん
「あのね…(一通り進行形の説明)…
「そ~なんだ。もともとカーリングって名前なのか。
前にちょっと興味を持って調べておいて本当によかった。(^_^;) 1、2週間前だったら、僕も本当のところはわからなかっただろう。
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Wikipediaによれば、この競技は15世紀にスコットランドで発祥したとされ、当時は底の平らな川石を氷の上に滑らせていたものらしい。「カーリング」という名称がいつ頃になって出来たのかははっきりとしないが、1630年のスコットランドの印刷物ではすでにこの名称が使われているとある。
英語版のWikipediaではこんな風に書いてある。
The word curling first appears in print in 1620 in Perth, Scotland, in the preface and the verses of a poem by Henry Adamson.
このカーリングという言葉は1620年スコットランドのパースでヘンリ・アダムソンという人の書いた詞、とその詞の前書きに見られる。
The game was (and still is, in Scotland) also known as "the roaring game" because of the sound the stones make while travelling over the pebble (droplets of water applied to the playing surface).
このゲームは現在でもスコットランドではローリングゲーム(うなり声のゲーム)として知られる。(ストーンが氷上を滑るとき、低いうなり声のような音がするかららしい。)
The word derives from the Scots language verb curr which describes a low rumble (a cognate of the English language verb purr).
この単語はスコットランド語のcurrが元である。それは低いごろごろという音を出すという意味の動詞で、英語のpurrと同じである。
The word does not take its name from the motion of the stones, which due to their deviation from a straight-line trajectory are said to curl.
この単語(curling)は石の動きから取られたものではない。まっすぐ投げるべきラインから、右や左にそれる(curl)することから、カーリングとなったのではない。
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現代英語においてはcurlingはcurlingなわけだ。
辞書にもよるが、curlにカーリングをするという意味があると書いてある辞書もある。これなどは逆成なんだろうね。
生徒は何で英語に興味を持ってくれるかわからない。
アンテナ高くしなくちゃな。。。 そんなことを思いました。