スクール21による、年1回の特番。「埼玉県公立高校の入試問題を、入試当日に精鋭の講師陣がわかりやすく解説します。」が、うたい文句である。 番組、今年も視聴した。英語の解説は高校教師の視点とはことなり、興味深かった。特記する。 |
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スクール21が解説の担当になる随分前から、テレビ埼玉は入試問題の解説特番を放送していた。
ある年度は旧浦和市の岸中学校(だったかな)の先生方が解説担当。英語は「のぐち・ひでよ」先生。あの「野口」さんと同姓同名同漢字で記憶に残り、高校入試の季節になると思い出す。
野口先生、数年前に調べたところ、旧浦和市内の中学校で校長をされていたようだ。
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・・・なんでこんなに昔の話題ばかりなのかな。
\ | am | pm |
2月21日 | 36.3 | 36.1 |
2月22日 | 35.5 | 36.0 |
2月23日 | 35.3 | 35.8 |
2月24日 | 35.7 | 36.2 |
2月25日 | *36.3 | 36.3 |
2月26日 | 35.6 | 35.4 |
2月27日 | 35.5 | 36.1 |
*学校で検温。
初任校(初担任をした学校)は、現在の言い方をすれば問題多発校と思う。‘80年代当時、世間のある層の学校は、なんだか「荒れて」「すさんで」いた。おかしな言い方かも知れないが、「どたどた」していたように思う。
僕は「オープンキャパス広告 ’13-4(続)」(’13-08-09)にこんなことを書いている。
埼玉県の高校は30年ほど前、大増設期を迎えた。「十五の春は泣かせない」という政治スローガンのもと、公立高校が大増設された。学校数は増え、入学者数も増えた。学校数が増えればそれだけ、「きっちり」とした成績ランキングによる順位もできてくる。歴史のない学校が全部とは言わないが、いわゆる「教育困難校、問題多発校」が誕生(拡大、顕在化)した。
勉強が嫌いだけど、みんなが高校に行く、親も高校に行かないことを許してくれない。受験をしたら合格した。だから学校生活に魅力を感じない。そんな生徒が多い学校、多くは「困難校」と見なされた学校では、問題が多発、退学者も増えた。これらに共通ということではないが、問題多発の時期、荒れ期を過ぎると、数年後、不思議とどんよりした雰囲気が目立つようになった。「別にぃ...」そんな感情への回答を、高校は模索せざるを得なくなった。
高校は勉強以外の何かを、勉強が苦手な生徒、学校になじめない生徒たちに提示しようとした。学校生活への目的意識、学校への帰属意識が持てず、学校を止めていく生徒たち。無気力な生徒たち。その対応策として、部活動や運動会、文化祭等々の行事、委員会活動等、授業以外で活躍の場をたくさん設定し、生徒を引き留めることを考えた。これらのアプローチは、生徒に「何か面白いこと」「学校は楽しい」ということを提示していることになる。
親世代ならば普通科高校に進学できない学力層の生徒も進学できた。別の言い方をすれば、そのような生徒が入学してきた学校では、急激な学習困難生徒の増加への対応に追われた。それらはもっぱら新設高校の場合が多いものの、既設の学校でも同様のことが起きた。
英語という教科のことしかいえないが、教科書は現在ほどにはヴァリエーションはなかったし、教授方(対処法)手探り状態。1学年と3学年で学力レベルが同じ学校とは思えないほど、低下した高校が存在した。教科書、教材は前年に決まる。激変する生徒のニーズ、困難、フラストレーション。どれも学校の先生の対応が得意とはいえない分野だろう。
先生の自分がこんなことを書くのはどうかなと思うけど、先生は基本的に真面目で、生徒のことを思い、よかれと考えることを実践する集団だと思う。しかし、その「よかれ」自体が、生徒たちのそれらと違うことに気づけない。理解できない。それを教えてくれた生徒が、初担任のクラスにいた。その生徒は僕に言った。
「先生たちに、バカの気持ちはわからない。
小学校の途中から、どの授業の内容もわからず、お客さん状態。各校種の段階で、先生たちがよかれと思う教え方を実践しても、それを処理できない。そんな生徒たちがいる。よく、「努力は平等」のような言い方があるが、違うのだ。高校生になるまで、1日に決められた時間(予習などに必要な時間)、机に向かう習慣のない15歳が一定数いる。努力は平等ではない。置かれた物理的、経済的環境により、努力と呼ばれる行為ができない生徒が存在するのだ。その結果の学習困難。そのことを教えてくれたことばである。
先生が教科学習について困難のある生徒を「理解しよう」「支援しよう」と思うのは自然のこと。しかし「理解できる」「支援できる」と思うのは間違いの可能性がある。自分が成功した学習プロセスは、あくまでも自分のもの。いやな言い方だが、一歩引いて対処することも大切である。それを思い知らせてくれたことばである。
先生として「理解する」をめざすことは当然だが、「理解できる」とは思わない。僕の立ち位置である。
自分の経験を一般化できるとも、しようとも思わない。あくまでも、個人的な経験(談)である。特記する。
前から気になっていたこと。
さいたま市教育委員会は10日、埼玉県さいたま市のJR武蔵浦和駅周辺地区で検討している義務教育学校について、2小学校と1中学校を統合、1年生から4年年生の通う2校舎と5年生から9年生の通う1校舎の3拠点による「武蔵浦和学園義務教育学校」(仮称)を計画していると明らかにした。9学年で3000人を超えるとみられ、2028年度の開校を目指すとしている。(11日付け埼玉新聞)
設置の話しを聞いて、どうなるのか正直不安を感じていた。今回市教委の一応の公式見解が出たことになる。以下感想を書いてみる。
一カ所に3000人ではない
単純に3000を9で割ると330人を超える。内訳は以下のようになる。
1年生から4年生を2分割するとして、それぞれの校舎にどれくらいの人数になるのか。仮に330×4ならば1320人。半分にすれば660人、各学年165人である。クラス定員が35人にできたとして5クラス。1校舎に20クラス。その校舎が2カ所。これを仮に「前期課程」とする。
報道によれば、沼影小学校の児童数は1099人とのこと。学校のウェブサイトを見ると、詳細な児童数が掲出されていた。令和2年5月1日現在の資料なので、学校基本調査のデータだと思う。
学年 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | 特別 支援 |
合計 |
学級数 | 5 | 6 | 4 | 6 | 5 | 5 | 4 | 35 |
児童数 | 164 | 193 | 154 | 205 | 185 | 179 | 19 | 1099 |
校種が異なるので比較することに意味はないが、現任校よりも生徒数は多い。大規模校だと思う。
この表で4年生までが前期課程となる。僕の仮の計算と大きな差異はない。
義務教育の学校なので、沼影小児童は居住地(学校区・通学区域と考えていい。)により、この学校に通学している。仮に7年後この学校(学校区)児童数に大幅増減がなければ、5年生6年生のHR教室に少なくとも10余剰が発生する。
同じように、浦和大里小学校も調べてみる。同校の児童数は894人とのこと。ウェブサイトを見たが、各学年児童数は見つけることができなかった。学級数は教室配置計画図では1年生2年生が各5クラス、3年生から6年生が各4クラスである。これに加えて特別支援学級の教室が複数あると思われる。前期課程分は18クラス+αになる。児童数の大幅な増減がなければ、沼影小と同様、5年生6年生のHR教室に少なくとも8余剰が発生する。
二つの小学校が前期課程校舎ということになると、教室にかなりの数の余剰が発生する。営繕管理が大変だが、施設に余裕があるのはいいことだ。だが、現在の2小学校で20弱のHR教室の余剰が発生すると言うことは、そこで学ぶ児童は後期課程の校舎に移ることになる。記事にあるように、現在の内谷中学校の校舎=もしくはその後継施設=で学ぶことになる。
+++++ ここまでは2月13日に書きました +++++
内谷中学校は生徒数969人
同校はさいたま市を構成する旧三市(浦和、大宮、与野)にいくつかある、”the 大規模校”、教育業界用語だと「マンモス校」の一つ。
さいたま市ウエブサイトに掲出されている「さいたま市立中学校・中等教育学校(前期)・特別支援学校中学部 生徒数集計表」(令和2年5月1日現在)によれば、学年別生徒数は以下の通り。カッコ内はクラス数である。
通常学級(25)
1年生308人(8)、2年生333人(9)、3年生320人(8)
特別支援学級(2)
1年生7人、2年生1人、3年生0人
これだけ子どもの数が少ない時代に、こんなに大きな中学校である。
同校は過去に10クラスか11クラス規模の年度もあり、校舎にある程度の余裕はあるかもしれない。それでも前期課程からの2学年分、20クラス弱の児童が学ぶHR教室の確保は、どう考えても無理なことである。本当ならば、校舎の新築が望ましいが、果たしてそれが可能なのか。聞くところによると、同校の校舎は5階建てとのことだ。
「マンモス校」が、「ultra マンモス校」化する。
+++++ ここまでは2月16日に書きました +++++
仮の仮の計算
現在の内谷中学校の生徒数969人に、沼影小学校5年生6年生、浦和大里小学校5年生6年生の生徒数として上記計算の660人を加えたとする。おおよそ1500人を超える。武蔵浦和学園義務教育学校後期課程1カ所に、この人数を集める意味はあるのだろうか。まとまり、かたまりとしての大人数は、現代ではマイナスだと思う。
いわゆる「中1ギャップ」への対応として、こういうことをする。
[123456]/[123][1234]/[56789]
小学校、中学校 義務教育学校前期・後期
よく言われる「中1ギャップ」だが、現在の小4で区切り、新しい校種に5年生(年齢)の児童が移る。これで解決できるか誰もわからない。先行の事例研究は少ないと思う。評価もなかなか定まらない。新たに「義務教育学校5年生ギャップ」の問題が出てくることはないか。おそらく学校の先生ならば、多くが不安視することを、起こりにくくするにはどうするべきか。答えはそれほど難しくないと思う。単一の学校としての規模を、可能な限り小さくすることだと思う。
「生徒数増」で「教員数増」だから大丈夫?
それは違う。いい加減、学習しなければ。
+++++ ここまでは2月22日に書きました +++++
どこまで本気で制度を変えるのか
現行の「義務教育の学校」が日本中で「義務教育学校」に移行することは当面ない。おそらくよほどのことがない限り、現小中63制は残る。「男女共学小学校6年中学校3年」という義務教育=中学校制度新設=に移行したのは、第2次世界大戦後である。「義務」とするものを、全国均一で創設するのは、並大抵なことではない。
僕は義務教育学校設置に反対ではない
私見だが、「武蔵浦和学園義務教育学校」はパイロットスクール(実験的な学校)である。「中1ギャップ」への対応を考えること、その結果として発達段階にあわせた学習を進めることをめざす(大義名分)のならば、大規模後期課程(内谷校舎)のありようを考えることが先ではないか。
僕は県立高校の先生なので、義務教育の学校の学校区、設置基準には詳しくない。ただ、少なくともさいたま市内(旧三市内)では、2もしくは3小学校分の学校区に1中学校があるように見える。この状態を武蔵浦和学園義務教育学校は壊すべきだと思う。小学校1校に中学校1校をめざす。内谷校舎(内谷中学校)分を分割、「沼影後期課程校舎」「浦和大里後期課程校舎」を設けてはどうか。「ただし、武蔵浦和学園においては」である。
お金がかかることに反対はあるだろう。「特別あつらえ」に義務教育の平等性の観点から、山のようにクレームが来るだろう。だからパイロットスクールであることを宣言する。あえてお金をかける。思い切ったことをしなければ、「ultra マンモス校」ができるだけという懸念は残る。めざす成果は得にくくなる。その不安がどうしても消せない。
+++++ ここまでは2月23日に書きました +++++
まだまだ不明なことが多い。当分注目だと思う。
(18:36加筆)
ATOKの機能を使い調べると、昭和58年(1983年)4月21日は木曜日。僕が最初にお給料をもらった日だ。
当時まだ給与銀行振込は一般的でなく、現金手渡し。指定の時間に事務室にハンコを持参、受領するだった。
先生になりたて、社会人ゼロ歳のE(僕)は、お給料の受領を忘れ、事務長さんにお叱りを受けた。
職員室である先輩に言われた。
「センセ、新任でも先生なんだよ。
「はい。
「働いた分のお給料を、ちゃんともらわないのは、奴隷だよ。
「...
それからしばらくして、世の中で「社畜」ということばが一般化したような気がする。
きちんと働き、きちんとお給料をもらう。当たり前のことを当たり前に実行、主張することの大事さを教えられた。
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「給料袋」イラストは、「いらすとや」ウェブサイトからのものです。フリー素材です。著作権はもちろん「いらすとや」さんにあります。
’20-04-18に、「来年の3月から4月にしたいこと」を書いた。ほぼ10ヶ月が経過した。
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その1
手つかず。
その2
①②ともできない。
その3
①は「2021町田さくらまつり」の開催次第。
②はできそうだ。
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コロナ、終息は遠い。
僕は鉄道が好きです。 鉄道用語でその音を耳にするたびに、「ホントに英語?」と思う語がいくつかあります。 |
カント
カーブを走る列車は、遠心力の作用によってカーブの外側に押される形になります。そこで遠心力の影響を少なくするため、カーブ外側のレールを内側よりもやや高くします。このように2つのレールの頭部上面に高低差を設けることをカントといいます。(民間鉄道協会ウェブサイト・鉄道豆知識より。)
トラバーサ(トラバーサー)
重量物を水平方向に平行移動させるための装置。一般には、鉄道の工場、検査場、車両基地などで複数線路間で鉄道車両を移動させる遷車台を指すが、ロケット基地でロケットを発射台に移動させる装置等もトラバーサーと呼ばれる。(Wikipediaより。以下同じ。)
フランジ
鉄道車両の車輪の縁にある脱線を防ぐためのでっぱり。鉄道の車輪におけるフランジは、線路の内側にのみ設けられている。
プラットフォーム
鉄道駅において旅客の列車への乗降、または貨物の積み下ろしを行うために線路に接して設けられた台。
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cant, traverser, flange, platform...
順に独語、仏語、少なくとも英語に聞こえない単語、独語。僕にはそんな感じがしていました。でも、由来はともかく、全部英語です。
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踏切標識のイラストは、「イラストイメージ」によります。著作権は制作者であるDESIGNALIKIEにあります。特記します。
\ | am | pm |
2月14日 | 35.5 | 35.8 |
2月15日 | *36.3 | 36.0 |
2月16日 | 35.9 | 36.0 |
2月17日 | *36.4 | 35.5 |
2月18日 | *36.3 | 35.8 |
2月19日 | ▲ | 35.7 |
2月20日 | 35.9 | 36.1 |
*学校で検温。
▲記録忘れ。
「Eskimos and Redskins」(2/13)の続きである。
アメリカの4大スポーツリーグ、MLB(野球)、NFL(フットボール)、NHL(アイスホッケー)、NBA(バスケットボール)のチームのうち、ひょっとしてこれらも変更になるかもしれない。
野球
Atlanta BravesとCleveland Indians
クリーブランドは2021年シーズン後、変更が決まっている。
フットボール
Kansas City Chiefs
アイスホッケー
Chicago Blackhawks
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バスケットボールは、僕の見た限りではないように思えた。正しいか確証ははない。
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チーム発足時、たとえその名付けが偏見によるものではなく、”相手” への敬意からでも、「前は大丈夫でした。」は許容されない。人種差別だけではなく、平等性(equality)は、どこまで敏感(sensitive)であるべきか、正しいのか。それは時代により変化する。
名称が ”蔑称” として使われていた可能性があるものとしては、おそらく世界一有名な野球チームのニックネームがある。Yankeesである。しかし同球団には改名の動きはないようだ。このことから、多数者が少数者(弱い立場にあると見なされる集団)につけた名称が、現在問題とされていることがある程度わかる。ただしこれも、非アメリカ人の僕の感想であり、アメリカ人、アメリカ社会ががどう感じているか、わからない。
本日の3時間目、普通にALTとTTをしました。4時間目は授業がなかったので、昼食。その後でお掃除時間になりました。明日から学年末考査です。
午後は教科会、職員会議。考査問題の最終稿完成は、その後になりました。
帰路、あることに気がつきました。本日3時間目が最終授業でした。この後、答案返却もありますが、ホントに一区切りです。