全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

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2019-04-17 04:00:00 | 全英連参加者 2019
 ある日、ラコーム率いる調査団がメキシコの砂漠で第二次大戦時の戦闘機を発見する。それは、消失当時と変わらぬ姿で残っていた。一方アメリカのインディアナ州では、町一帯の停電を調べていた電気技師ロイがUFOのような光を発見。以来、彼はこの不思議な光にすっかり魅了され、その正体を探っていく。(allcinema ONLINEより) 「未知との遭遇」ポスタービジュアル

 まさか「未知との遭遇」を、劇場でもう一度鑑賞できるとは。自分では複数回劇場やビデオで見ているので、何となくわかっているつもりの作品だが、リマスター、ファイナルカット版である。見ないわけにはいかないと思い、ウニクス南古谷まで出かけてきた。同劇場は初のお出かけである。

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 劇場で見たのはいつ
 初公開時、僕は高校生だった。見ている。
 特別編。この作品はマザーシップ内が描かれていた。見ている。
 ファイナルカット版は先行2作品とどこが違うのか、調べてから見に行くことにした。ある程度記憶を呼び起こした。でも、全然覚えていなかった。

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 そうだった
 主人公のロイ・ニアリー(リチャード・ドレイファス)が踏切でUFOに遭遇、強烈な光を浴びて顔半分が日焼けのようになるシーン。UFOの登場の仕方くらい覚えていてもいいはずなのに。。。
 ・・・スクリーンを見て、ああそうだったと思い出した。

 そうだっけ
 砂漠で幽霊船が発見されるシーン。これは「初公開時はないシーン」と調べたら出ていた。特別編を見ているはずなのに。。。
 ・・・シーンの存在を忘れていた。

 あまり変わらない
 小型UFOが田舎の山道、オハイオ州へのハイウエーを飛ぶときの特殊効果。あまり変わった印象がなかった。これは、YouTubeでMovieclipsを事前に見たのと同じ感覚を劇場で受けた。

 こんなだっけ
 僕にとって夜間の第3種接近遭遇(デビルス・タワー)シーンの他、夜のシーンの印象が強い作品。でも、当たり前だけど昼間のシーンも、砂漠やインドのシーンもある。意外だったのは、夜のシーンが記憶ほど暗くも黒くもないこと。何となくだがちょっと白っぽい画面なのだ。
 ・・・不思議な感じがした。

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 古さを感じない
 アナログテレビ、レコードプレイヤー。
 電話は固定電話。携帯電話なんてない。
 例の5音を録音したのはオープンリールのテープレコーダー。
 UFOを迎える基地のコンピュータは、テープ式。大きく遅い。
 UFOを録画する職員が使うのは、もちろんムービーカメラ。
 カメラはもちろんフィルムカメラ。
 ロイはクルマを走らせるときに紙の地図を使う。カーナビはない。
 ・・・デジタルのデの字もない。

 1970年代がものがたりの世界。古く感じてもよさそうだが、全くそんなことはなかった。

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 マザーシップにR2-D2が見えたように思う。
 初公開時、マザーシップがシャンデリアのようだと言われたと思う。僕はなぜかウニに見えたことを思い出した。

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 本作の初公開当時、アメリカにMecoというアレンジャーがいた。本作やスター・ウォーズ、スーパーマン等のテーマをディスコミュージック調にアレンジして発表していた。本作OSTも”Encounters of Every Kind”として、LPレコードが発売された。現在は廃盤で入手困難。CD化はされていないのかな。

 本作の原題は”Close Encounters of the Third Kind”である。一般的に「第3種接近遭遇」と訳される作品に、「未知との遭遇」という邦題をつけた人は素晴らしい。

 鑑賞中、鑑賞後、いろいろなことを感じた。
 楽しい2時間少しだった。


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