大相撲春場所の開催中止が決定した。野球賭博の時は、中止はないだろうと思ったが、今回ばかりはヤバいとは感じていた。事件の質がまるで違うのだ。野球賭博は相撲界というより、力士個人の不祥事だったが、今回は大相撲そのものの根幹を揺るがす八百長事件である。
昔から星の貸し借りは行われていたがのだろうが、証言がすべてで今回のように証拠は出てこなかった。つまり、今回の事件は、単なる個々の力士の八百長だけではなく、星の貸し借りを平然と行ってきた大相撲の存在そのものが問われる大事件である。
たぶん、相撲協会は星の貸し借りの伝統を認めず、八百長に加担した個々の力士を処分し、お茶を濁し、五月場所の開催を目論むことしか考えていないだろう。だとしたら、甘い。大甘だ。
今回の問題は二つある。一つは八百長と相撲賭博の存在の有無、そしてもう一つは星の貸し借りという悪しき伝統の存在だ。この二つを解決しない限り、大相撲の再建など不可能だし、あってはならない。法人返上で、プロレスのように興行団体として出直すなら、勝手にやれだが、税金の優遇を受ける法人格を有して大相撲を続けるなら、ここはすべてをさらけ出し、出直しを図るしかない。果たして今の協会理事にそんな覚悟があるとは思えない。
春場所の中止、数名の加担力士の除名、親方衆への何らかの処分だけで、再開されるようなら、大相撲など早晩見離される。とにかく、相撲関係者の危機意識による覚悟がどこまで示されるか見ものではある。
昔から星の貸し借りは行われていたがのだろうが、証言がすべてで今回のように証拠は出てこなかった。つまり、今回の事件は、単なる個々の力士の八百長だけではなく、星の貸し借りを平然と行ってきた大相撲の存在そのものが問われる大事件である。
たぶん、相撲協会は星の貸し借りの伝統を認めず、八百長に加担した個々の力士を処分し、お茶を濁し、五月場所の開催を目論むことしか考えていないだろう。だとしたら、甘い。大甘だ。
今回の問題は二つある。一つは八百長と相撲賭博の存在の有無、そしてもう一つは星の貸し借りという悪しき伝統の存在だ。この二つを解決しない限り、大相撲の再建など不可能だし、あってはならない。法人返上で、プロレスのように興行団体として出直すなら、勝手にやれだが、税金の優遇を受ける法人格を有して大相撲を続けるなら、ここはすべてをさらけ出し、出直しを図るしかない。果たして今の協会理事にそんな覚悟があるとは思えない。
春場所の中止、数名の加担力士の除名、親方衆への何らかの処分だけで、再開されるようなら、大相撲など早晩見離される。とにかく、相撲関係者の危機意識による覚悟がどこまで示されるか見ものではある。