21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

野に下って小沢が復権?

2011-02-18 13:03:03 | 政治にモノ申す
 民主党会派からの離脱を宣言した16人の議員の思惑をめぐり、メディアが様々な憶測をたてている。

 予算関連法案の成立が困難となった菅が破れかぶれ解散に打ってでると、比例単独候補として前回選挙の大勝によって拾われた彼らは行き場がなくなるだけに、党員資格停止となった小沢とともに新党を結成するという見方も全く可能性がないわけではないだろう。ただ、小沢が後ろで糸を引いていることはないと見られ、むしろ次がない立場である彼らが党内で生き残るために菅執行部を打倒し小沢復権を望むが故の行動と言う見方が自然だ。

 選挙区から出ている小沢系議員は会派に残り、菅辞職を見据えて次の総理候補を立て、鳩山系議員と結託して一気に小沢派復権を狙っている。仮に、菅が解散に打って出て、民主党が大敗を喫した場合でも、小沢・鳩山系議員が主流となり党運営のイニシアチブを握る狙いがある。

 未熟とはいえ二大政党制はスタートを切ったわけであり、自民党に政権の座を譲ったとしても、かつての長期政権になることはないし、今の自民党に政権の安定を維持する力はない。つまり、いつでも政権交代は起こりうるというわけだ。

 そんな中で、ささやかれるのが、河村名古屋市長が率いる減税日本と小沢が手を握るのではと言う話だ。可能性はゼロとはいえないが、政党として政権を担う力を備えるとは到底思えない。そのあたりは小沢が一番よくわかっているはずだ。

 むしろ、一旦、野に下り、あらためて党の実権を握ったところで、河村や橋下らと手を組み、再び政権交代をめざすのではないか。当然、政界再編によって、参院勢力の拡散を狙い、自民党の安定政権を阻止するくらいのことは織り込み済みのはずだ。

 まあ、ズタボロの民主党政権を解消し、ガラガラポンで出直す方が、少しはましのような気はする。

 とにかく、大増税路線だけは絶対に阻止しなければならない。
コメント
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