21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

菅政権でマニフェスト選挙が台無しに

2011-02-02 09:18:50 | 政治にモノ申す
 民主党はなぜマニフェストを簡単に放棄してしまうのか。これでは選挙のたびに大枚かけて作られるマニフェストなど紙屑同然で、その紙屑で投票先を選ぶ有権者は紙屑以下の存在ではないか。

 いけしゃあしゃあと財源不足を理由にマニフェストの政策を変更、断念、棚上げする菅内閣を見ていると、こいつらアホかといわずにいられない。

 そもそも、財源をどうやって捻出するかは、ムダを省く、政治主導で予算を組むと説明していたにも関わらず、事業仕分けのパフォーマンス以外は何一つ実行していないではないか。これでは財源などでてくるわけがない。

 つまり、簡単に財源不足で政策を諦める前に、財源を確保するための大改革をやれっ!て言いたい。

 地方分権を推進し、地方と中央の重複業務を撤廃する。公務員改革として公務員の削減、評価主義の導入、自動昇給の廃止などで、公務員給与の総額を削減する。事業者の消費税納付の優遇制度をあらため、徴収する預かり消費税を全額国に納める。これだけでどれだけ財源が生まれるか。

 何より気に食わないのは消費税の値上げが、社会保障制度が現状維持以下の体制で行われることだ。これで、どうやって納得しろというのか。これでは、民主党の目玉政策だった最低保障年金、年金一元化など詐欺そのものではないのか。

 評判の悪い高速道路無料化にしても、ユーザー側の無料化反対理由が渋滞を招くというものであるにもかかわらず、結局は財源問題にすり替わりつつある。渋滞を解消できれば、他の交通事業者はともかくユーザーはタダ大歓迎である。その解消策を考えたことがあるのか。ゲートを取っ払いフリーウェイにするだけで、渋滞はかなり緩和するはずなのに、誰も言わないのはなんとも不思議だ。

 とにかく、マニフェスト選挙、マニフェスト政治を台無しにする菅政権の罪は大きいのだ。

 

 
コメント
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