21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

官から菅への茶番劇

2011-02-10 10:04:36 | 政治にモノ申す
 政策は破たんしても大増税ありきで驀進する国会。滑稽なほどとことん異常である。消費税が上がることで、国民は何を得るのか、何も明らかにされないまま、財源がないという理由で負担だけが増していく。これでは、会社が不景気だから給料をカットするのと同じではないか。

 子ども手当にしても、子育てに金がかかるから国が面倒を見ると言う発想だろう。それが財源をどうするということになり、現金バラマキより、保育所の方が先だろうなどと後先の話しかでてこない。金も保育所も両方必要なのだから、今さらどちらを優先するかという議論はナンセンスだ。

 鳩山前首相は、子ども手当について、国が子どもを育てると言った。今思えば、なかなかいいことを言ったと思う。財源不足なのは政治家ならずともわかっていることであり、一気に実現できなくても、国民は納得できたはずだ。それは、子ども手当に限らず、すべてに言えることだ。

 しかし、たった一年で理想は藻屑と化した。

 すべては大増税路線に走る菅の暴走を止められなかったことに尽きる。

 菅の頭の中には、そもそも日本を変えるという発想がなかったのだろう。やるべきことをやらずに値上げでは、説得力ゼロであるが、菅の頭の中にはそもそもやるべきことがなかったとしかいいようがない。菅に限らず、民主党議員の多くが政権を取った瞬間に、これまで掲げた改革の思想がぶっ飛んでしまったのだろう。

 とにかく国も地方も財源確保に躍起にになり、そのしわ寄せはどんどん国民に覆いかぶさってくる。天下り、公益法人、何一つ満足に解決できないくせに、場当たりの大増税に走る菅の暴走を指をくわえて見ているしかないのか。

 官主導から国民主導の政治へというスローガンがとことんむなしい。官主導から菅主導へ、草冠がついただけでは何も変わらない。

  
 

 



コメント (1)
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