21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

江田新党は失敗する

2013-12-16 22:44:20 | 政治にモノ申す
新党旗揚げで政界再編を狙う江田憲司だが、たぶん失敗するだろう。

 比例議員は離党するなら辞職しろという、みんなの党の主張はまったくもって正しい。だからといって、じりじりと安倍政権ににじり寄る渡辺喜美の肩を持つ気はない。ただ単に、比例の議席は党に与えられたものであり、比例議員が党を出るなら辞職して議席を党に返すのが筋だ。以前、横なんちゃらが民主党を離党した時も問題になり、私は離党するなら辞職しろと指摘した。

 当然、みんなの党を出る連中は有権者の支持を得られないし、何より、今、国民は政界再編にまったく関心がない。時期が悪いのだ。政界再編を狙うなら、もう少し先、アベノミクスの化けの皮が剥がれた時だ。

 消費税値上げ後に始まるいじめを国民が実感して、ようやく、政治が動くはずだ。それまでは安倍政権はわが世の春である。支持率が下がったとはいえ、まだまだ、高い水準をキープしている。国民の意識に変化が起きるのは、来年、4月以降であり、それとて一気に支持率が下落するわけではない。国民がいじめを実感するのは来年の夏以降だろう。能天気な経済学者は、アベノミクス効果が国民の所得に反映されるのは再来年とのたまっており、仮に読みが当たったとして増税後、半年から1年は国民生活は困窮することになる。国民の不満が政治に向けられるのはまさに、その時である。

 つまり政界再編のタイミングは早くても来年の夏以降ということだ。だから、今、動いたところで政党助成金目当てでしかないのは明らかで、国民の支持など得られるわけがない。
コメント
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