21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

最後に見たいオルフェの大逃げ楽勝!

2013-12-21 20:19:05 | ヨレヨレ競馬ライフ
 2013JRAのクライマックスが、明日に迫った。果たして、オルフェーブルがラストランを勝利で飾るのか。などと、まるでフジの番宣のような言い回しだが、これまで結果的にラストランとなったトウカイテイオーも含め、名馬がことごとく勝っているだけに、オルフェもご多聞に漏れずの可能性は大だ。

 さて、オルフェが勝つとしたら、どんなレースなのだろうか。極端なスローペースで前残りの展開になると、中山では届かないだけに、平均ペース以上が望ましい。また、大逃げを打つ馬、しかも簡単には潰れない馬がレースを惑わすのも怖い。

 だからこそ池江厩舎がGⅠでは異例の5頭出しに打って出た点が大いに気になる。今回は、逃げ馬不在で普通ならそれぞれが出を伺いスローペースになりがちだ。そのためには誰かがペースメーカーになる必要が出てくる。そこで、トーセンジョーダン、ラブリーデイという池江勢の2頭に注目したい。トーセンジョーダンは過去にも逃げたことがあるし、ラブリーデイも前走先行して結果を残している。ここはオルフェのためにひと肌脱ぐ可能性は大だ。両馬にとっても前で競馬してチャンスが巡ってくるだけに、のぞむところだろう。

 問題はどのくらいのペースを作るかだ。平均ペースまで上げるか、大逃げの大博打に打って出るのか、それとも色気に勝てずスローペースに持ち込むのか、お客さんなら注文通りの逃げができるが、両馬とも調子は上々だけに玉砕覚悟の逃げは期待できそうもない。やはり、ペースはそんなに上がらないと見るのが妥当だろう。

 そこで思い出すのが去年の阪神大賞典だ。かかったというより、エンジンの違いで、オルフェがハナに立ったあのレースだ。凱旋門賞を意識する池添が、必死に行こうとするオルフェを抑えにかかった結果があの前代未聞の逸走につながった。それでも、オルフェは一度はレースをやめたにもかかわらず、再度スパートして2着まで追い込んだ。まるでマキバオーでも見ているようレースだった。あのときのオルフェは本当に強かった。あのまま逃げていたら、当然、楽勝で逃げ切ったはずだ。

 もし、今回、誰も行こうとせずスローになったら、オルフェには思い切って逃げてほしい。あの幻の大逃げ楽勝劇を最後の最後に見せてほしい。池添よ、今度は凱旋門を考える必要はない、オルフェの気の向くままに行かせてほしい。あっとおどろく劇的な逃走劇こそ、オルフェらしい最終章ではないか。
コメント
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