20年以上も独裁者の地位にいると、自分の周囲は自分に迎合する人ばかりなので、客観的な情報が入りにくくなったり、客観的な判断が出来なくなったりするのでしょう。
プーチンさんの頭の中は、旧ソビエト連邦が理想の姿として一杯に拡がってしまっていたのでしょうか。
一方21世紀の世界は、「核の抑止力」も大きなきっかけになって、戦争のない平和な暮らしの中で、経済を発展させ、国民の生活をより豊かでより快適なものにすることが国家の目的といった常識が次第に定着し、日本やシンガポール、ルクセンブルグなどに見るように、国の大きさや資源の有無、軍事力などが国の豊かさとは全く関係のない世界になって来ています。
所がプーチンさんの判断基準では、ウクライナが経済の発展を進めるためにEUに加盟するという事は、ヨーロッパがナポレオンやヒットラーのようにロシアに攻めてくる動きに見え、NATOはヨーロッパがロシアを侵略するための組織としか見えなかったのでしょう。
偉大な(?)アナクロニズム(時代錯誤)の持ち主のプーチンさんには、自分が旧ソ連邦の回復の願望を持っているように、ヨーロッパはロシア征服の意図を持っていると見えていた(今も見えている)のかもしれません。
今回の悲劇の根因は、こうしたプーチンさんのソ連邦の復活、それを果たした英雄としての賞賛・名誉といった独善的な希求だとすれば、「戦争は人の心の中で始まるものだから・・・」というユネスコ憲章の前文はまさに優れた洞察でしょう。
そうであればあるほど、プーチンさんの時代錯誤の思惑は、今日の世界の世論、そして、自らの足元のロシアの多くの国民の、恐らく、今ウクライナ戦線に派遣されているロシア軍兵士の心とも大きく食い違っているのではないでしょうか。
プーチンさんは、歴史的な同胞ウクライナの国民は、自分の意図に当然従うべきだと考えるのでしょう。
一方、前線の兵士の中にも、ウクライナに親戚知人を持つ人は多いでしょう。歴史的な同胞と、21世紀の世の中なのに、なぜ殺し合わなければならないのか、という感覚を持つ人の方が多いのではないでしょうか。
既にプーチンさんは、戦争のない世界を作る大きなきっかけでもある「核の抑止力」を無視、「核の使用」についても、ロシアは、核保有の超大国として、その使用も視野に入れているという意識を、単なる威嚇と思いたいところですが、示しています。
こうした21世紀地球人類の「タブー」に、敢えて触れる発言をするという事は、プーチンさんの心の中には大きな「焦り」がある事の証左ではないでしょうか。
プーチンさんに、今、知らせなければならない事は、ロシア国民を含め、地球上の多くのの国も人々も、プーチンさんに「ダー!」(yes!)、 とは言っていないという事実なのではないでしょうか。
そして国連は今、それを「緊急国連総会」という形で、伝えようとしているのです。
「プーチンさん、あなたの思いが叶っても、あなたは英雄にはなれません」という事を早く分かって貰う事ではないかと思うところです。
プーチンさんの頭の中は、旧ソビエト連邦が理想の姿として一杯に拡がってしまっていたのでしょうか。
一方21世紀の世界は、「核の抑止力」も大きなきっかけになって、戦争のない平和な暮らしの中で、経済を発展させ、国民の生活をより豊かでより快適なものにすることが国家の目的といった常識が次第に定着し、日本やシンガポール、ルクセンブルグなどに見るように、国の大きさや資源の有無、軍事力などが国の豊かさとは全く関係のない世界になって来ています。
所がプーチンさんの判断基準では、ウクライナが経済の発展を進めるためにEUに加盟するという事は、ヨーロッパがナポレオンやヒットラーのようにロシアに攻めてくる動きに見え、NATOはヨーロッパがロシアを侵略するための組織としか見えなかったのでしょう。
偉大な(?)アナクロニズム(時代錯誤)の持ち主のプーチンさんには、自分が旧ソ連邦の回復の願望を持っているように、ヨーロッパはロシア征服の意図を持っていると見えていた(今も見えている)のかもしれません。
今回の悲劇の根因は、こうしたプーチンさんのソ連邦の復活、それを果たした英雄としての賞賛・名誉といった独善的な希求だとすれば、「戦争は人の心の中で始まるものだから・・・」というユネスコ憲章の前文はまさに優れた洞察でしょう。
そうであればあるほど、プーチンさんの時代錯誤の思惑は、今日の世界の世論、そして、自らの足元のロシアの多くの国民の、恐らく、今ウクライナ戦線に派遣されているロシア軍兵士の心とも大きく食い違っているのではないでしょうか。
プーチンさんは、歴史的な同胞ウクライナの国民は、自分の意図に当然従うべきだと考えるのでしょう。
一方、前線の兵士の中にも、ウクライナに親戚知人を持つ人は多いでしょう。歴史的な同胞と、21世紀の世の中なのに、なぜ殺し合わなければならないのか、という感覚を持つ人の方が多いのではないでしょうか。
既にプーチンさんは、戦争のない世界を作る大きなきっかけでもある「核の抑止力」を無視、「核の使用」についても、ロシアは、核保有の超大国として、その使用も視野に入れているという意識を、単なる威嚇と思いたいところですが、示しています。
こうした21世紀地球人類の「タブー」に、敢えて触れる発言をするという事は、プーチンさんの心の中には大きな「焦り」がある事の証左ではないでしょうか。
プーチンさんに、今、知らせなければならない事は、ロシア国民を含め、地球上の多くのの国も人々も、プーチンさんに「ダー!」(yes!)、 とは言っていないという事実なのではないでしょうか。
そして国連は今、それを「緊急国連総会」という形で、伝えようとしているのです。
「プーチンさん、あなたの思いが叶っても、あなたは英雄にはなれません」という事を早く分かって貰う事ではないかと思うところです。