ロシアがウクライナに軍事進攻してから3週間になろうとしています。
21世紀の今日、こんな形の地上戦を展開するような戦争が現実に起きるとは殆どの人が予想もしなかったのですが、ロシアは夥しい数の戦車とミサイル砲を使ってウクライナに攻め入りました。
恐らく、基本的には、ロシアのプーチン大統領という人間の個人的な欲望とその裏返しの故なき恐怖感、それを形作ることになった偏った情報の集積といった事が、時代錯誤の戦争によって自分の思いが実現するという誤った判断(錯覚?)に至る思考過程を齎したのでしょう。
当然、事は思うように運びません。プーチン大統領は、既に激しい焦りを感じているのではないでしょうか。それがまた惨禍を増幅するのです。
「プーチンは、2日ほどでキエフは陥落と予想していたが、15kmから30kmほど手前からほとんど進めない状況が続いている」といった見方が報道されています。
ロシアでは、ロシア軍がウクライナに行けば、多くの市民が歓迎すると教えられている人が多いようで、侵攻した兵士もそう考えていて現地へ行って戦争状態に驚き怖がっているというような報道もあり、真偽のほどは解りませんが、有り得ることのようです。
若しかしたら、プーチン大統領自身が、そうした自分に有利な情報しか受け入れていなくて、ある程度そうした情報を信じていたという「裸の王様」状態だったのかもしれないと思ったりします。
そんな勝手な想像は別として、プーチン大統領の固定化した信念はソビエト連邦の復活であり、NATOには徹底して対抗し、その侵略は許さないという思い過ごしの被害者意識でもあるのでしょうから、その信念を正当化することを自身にも国民にも徹底しようという事になるのでしょう。
ゴルバチョフさんであれば、21世紀は、もうそんな時代ではないのだから、東西対立を掲げて核弾頭を積み上げるようなことはやめて、民主国家として平和共存が適切と考えるのでしょうが、時代錯誤のプーチン大統領にはそうした思考の柔軟性は殆ど欠如しているという事なのでしょう。
そこに事の本質があるのであれば、今回のウクライナ侵攻問題の様な戦争による現状変更の試みはプーチン大統領が存在する限り常に起こりうるという事になります。
ならば、解決策は、プーチン大統領自身が、事の本質に気づいて自らの考えを改めるか、あるいは、ロシアの国民がリーダーとしてのプーチンの役割を何らかの手段によって停止するかしかないという事になるのでしょう。
つまり。ウクライナの徹底抗戦の意思と現実も、アメリカやEUを始めとした様々な対ロシア制裁政策も、その2つのどちらかを実現するための努力なのです。
世界経済の犠牲を伴い、更に最も重い人命を賭してまでの努力も、ロシアという国、その国民がプーチン独裁に終止符という行動を成し遂げることへの出来る限りの支援という事になるのでしょう。
国連に法的強制能力があれば別ですが、国連総会の決議でさえも強制能力はありません。
国の行動を決めるのは、直接的には、その国の国内問題としてしか方法はないのです。
ですから、今回のロシアのウクライナ侵攻問題も、戦争による解決を是としない限り、その本質は、ロシアという国の国内問題としての解決によるしかないという事なのです。
プーチン大統領はそれを恐れて、国内の情報統制を強めています。おそらく、ロシアの半数程度の国民はどの情報が正しいかそれなりに感づいているのでしょう。
今、最も重要なのは、1人でも多くのロシア国民に、特に権力サイドに立つ国民に、何が正しい情報かを知ってもらう事でしょう。
いずれ、ロシアの国民の大部分が真実を知ることになるのでしょうが、その日が、出来るだけ早い事を願うばかりです。
21世紀の今日、こんな形の地上戦を展開するような戦争が現実に起きるとは殆どの人が予想もしなかったのですが、ロシアは夥しい数の戦車とミサイル砲を使ってウクライナに攻め入りました。
恐らく、基本的には、ロシアのプーチン大統領という人間の個人的な欲望とその裏返しの故なき恐怖感、それを形作ることになった偏った情報の集積といった事が、時代錯誤の戦争によって自分の思いが実現するという誤った判断(錯覚?)に至る思考過程を齎したのでしょう。
当然、事は思うように運びません。プーチン大統領は、既に激しい焦りを感じているのではないでしょうか。それがまた惨禍を増幅するのです。
「プーチンは、2日ほどでキエフは陥落と予想していたが、15kmから30kmほど手前からほとんど進めない状況が続いている」といった見方が報道されています。
ロシアでは、ロシア軍がウクライナに行けば、多くの市民が歓迎すると教えられている人が多いようで、侵攻した兵士もそう考えていて現地へ行って戦争状態に驚き怖がっているというような報道もあり、真偽のほどは解りませんが、有り得ることのようです。
若しかしたら、プーチン大統領自身が、そうした自分に有利な情報しか受け入れていなくて、ある程度そうした情報を信じていたという「裸の王様」状態だったのかもしれないと思ったりします。
そんな勝手な想像は別として、プーチン大統領の固定化した信念はソビエト連邦の復活であり、NATOには徹底して対抗し、その侵略は許さないという思い過ごしの被害者意識でもあるのでしょうから、その信念を正当化することを自身にも国民にも徹底しようという事になるのでしょう。
ゴルバチョフさんであれば、21世紀は、もうそんな時代ではないのだから、東西対立を掲げて核弾頭を積み上げるようなことはやめて、民主国家として平和共存が適切と考えるのでしょうが、時代錯誤のプーチン大統領にはそうした思考の柔軟性は殆ど欠如しているという事なのでしょう。
そこに事の本質があるのであれば、今回のウクライナ侵攻問題の様な戦争による現状変更の試みはプーチン大統領が存在する限り常に起こりうるという事になります。
ならば、解決策は、プーチン大統領自身が、事の本質に気づいて自らの考えを改めるか、あるいは、ロシアの国民がリーダーとしてのプーチンの役割を何らかの手段によって停止するかしかないという事になるのでしょう。
つまり。ウクライナの徹底抗戦の意思と現実も、アメリカやEUを始めとした様々な対ロシア制裁政策も、その2つのどちらかを実現するための努力なのです。
世界経済の犠牲を伴い、更に最も重い人命を賭してまでの努力も、ロシアという国、その国民がプーチン独裁に終止符という行動を成し遂げることへの出来る限りの支援という事になるのでしょう。
国連に法的強制能力があれば別ですが、国連総会の決議でさえも強制能力はありません。
国の行動を決めるのは、直接的には、その国の国内問題としてしか方法はないのです。
ですから、今回のロシアのウクライナ侵攻問題も、戦争による解決を是としない限り、その本質は、ロシアという国の国内問題としての解決によるしかないという事なのです。
プーチン大統領はそれを恐れて、国内の情報統制を強めています。おそらく、ロシアの半数程度の国民はどの情報が正しいかそれなりに感づいているのでしょう。
今、最も重要なのは、1人でも多くのロシア国民に、特に権力サイドに立つ国民に、何が正しい情報かを知ってもらう事でしょう。
いずれ、ロシアの国民の大部分が真実を知ることになるのでしょうが、その日が、出来るだけ早い事を願うばかりです。