tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

日本に必要な「政治・経済の一体改革」

2024年11月20日 21時19分03秒 | 文化社会

年が変わればいよいよ第二次トランプ政権の本格始動となります。

MAGA(Make America Great Again = アメリカを再び偉大に)の掛け声で「トランプ劇場の開幕」という人もいます。

ロシアのウクライナ侵攻のストップ、アメリカは化石燃料を掘りまくれ、輸入超過には関税で対抗、国境には壁だ、などなど、何はともあれ、意表を突くようなスタンドプレーがお好きなトランプさんの登場で、世界中が何かそわそわしています。

日本に対してもいろいろあるでしょう。安倍さんはトランプさんとは良いお友達関係でしたが、石破さんとはどうだろうかと心配する声もあるようです。日本製鉄のUSスチール買収では、微妙に意見の変わるようなトランプさんですから、事前にあまり考えても、先のことは解らないかもしれません。それよりトランプさんの最大の関心事は何かを読み取る方が大事でしょう。

同時に、アメリカの世界に果たす役割の変化から、場合によってはアメリカ・パッシングが起きる可能性もなしとしません。まずは程々のお付き合いという事でしょうか。

アメリカが「アメリカ・ファースト」ならば、日本は「君子の交わりは水の如し」などはどうでしょうか。カジノをもっと増やせなどと言われたくなですね。

日本には日本に大事なことがあり、それも対米関係に左右されてしまうのも良くないので、対米関係にあまり深入りすることは、出来れば避けたい気がするところです。

今、日本に必要なことは、これまでの対米関係を重視しすぎることによる国内の政治、経済体制の歪みを直し、世界の中で日本の立ち位置を如何なるものにするかという、いわば日本自体の軸を確りと見定め、それを世界に、着実に解り易く説明し、理解を広めていくことでしょう。

そのために大事なことは、

第一に日本は戦争をしない国であると憲法で明らかにしている事、

第二は、日本は世界に貢献することを常に真剣に考えている事、

第三にそのために必要な、文化、経済力、技術力などの向上に真剣に努力している事、

といった点でしょう。

しかし、この所日本は対アメリカなどと経済外交に失敗し30年問も停滞状態で、これを脱却しなければ世界に貢献することもできないでしょう。

そうした意味では日本は今まさに対米、対中国を始めとした世界との付き合いを抜本的に見直し、アメリカ一辺倒から脱して、世界を平等にみる政治・経済体制を築かなければならない時期にあるのでしょう。

必要なのは、はっきり言えばアメリカ追随をやめ、世界の国々総てとの相互理解を目指して日本という国を鍛え直すことでしょう。

覇権国アメリカのGAFAには、その内容如何によっては批判的であること必要でしょう。

標記の「政治・経済の一体改革」は、日本が、その目的とする世界の平和と発展を望む人類文化のリーダーとして活動するための必要条件ではないでしょうか。


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