痛ましい事件がまた起きてしまった。
犠牲になられた島根県立大学の学生さんには心からご冥福をお祈りしたい。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200911080072.html
ただ、こういった事件が起こると必ず出てくるのが、厳罰主義だとか、防犯の強化だとか…ご遺族や関係者からの声として起こってくるのはある意味当然だとは思うが、それを利用しようとする人がいることが気になる。
人々の不安をあおり、自分の利益につなげようとする人たち、
警察予算や公安施設庁の予算を獲得しようとしたり、監視カメラを売りつけようとしたり…。
以前、広島市では精神科の診療所・中間施設ができようとしたときに、町中上げて「反対!」ののぼりを作り、障害者への差別意識を利用して、阻止しようとした人たちがいた。
「事件があったらどうする?」とかという言い方で、知らない人の不安をあおっていったのだ。
その後この人々を扇動した人たちが何か責任をとったんだろうか…知らない。
行政は、正しい知識を住民に広げようともせず…。
その後どうだろうか?
片隅で、小さく、息をひそめて暮らさなくてもいいようにしていくのが私たちの仕事だと思う。