降って来るもの

写真と散文とぽえむ

満干のUTA.C(100)

2018-03-05 22:51:58 | 満干の詩

                      Uta.C(100)「無」

 

無に為れば

微かに渡る風にだって

成れそうな気がする

 無に為れば

 イノチをくるむ粒子にだって

 成れるかも知れない

この大自然の

深い沈黙の更に奥まで

潜ってゆけるかも知れぬ

 生滅の仕組みを超越した高みへ

 昇って行ける!

 そんな気もする

無に為れば

曙の最初の陽射しにさえ

成れそうな気がする

 心と身体と

 ZERO GRAVITYになれば

 きっとフリーダムは果て無い

 

何を煩う?何を悶える?

何に悩む?何に苦しむ?

 

誕生の瞬間から

ヒトは

無上の在処を求めて生きる

それ故に煩悶し苦悩するのだ

 それだから無は

 生きるための

 唯一無二の命題かも知れぬ

無はそれぞれのイノチに随行し

その有り様は

それぞれの語り口で伝承されてゆく

 

空は無を語らぬ

蒼は無を教えぬ

滴は無を内包し

光は煌めきの中に無を隠す

 それ故それぞれの無は

 それぞれの一生をかけて

 贖うべきものに違いない

約束無しの

答え無しの

存在無しの

 宿題を担って誰も彼も

 各々に割り当てられた提出期限の

 イノチを生きるのだ

 

僕は今朝futo

そんな無の足元を覗いたような気がした・・

03/05 22:50 万甫

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満干のUTA.99

2018-03-05 14:57:12 | 満干の詩

                       Uta.99「結ぼれ」

 

ただ闇雲に

そんなに大勢の人と

出会いたい訳でもないのだ

決して

 

胸に同じ音で共鳴する

 音叉を持つhitoでなければ

心に同じ供物を盛る

器を持つhitoでなければ

 想いに何時でも寄り添える

色合いが無ければ・・

哀楽の何所かを自ずと共有できる

容量のhitoでなければ

 

 選び選ばれ何時でも人生の何処かで

息衝くhitoでなければ

 そうしてやっぱり

其の儘の丸ごとで自由に交差する

愛しい情のhitoでなければ

 

ただ数多の人と

繋がりたいと願っている訳ではないのだ

決して

 

淋しいtokiに

触れ合えるhitoがいい

 哀しいtokiに

傍に居ると感じられるhitoがいい

痛いtokiにそれを分かち合ってくれる

 純情のhitoがいい

読みたいtokiに

自由をUtaってくれるhitoがいい

暫く息を潜めれば

 滑稽な程に狼狽してくれるのがいい

瞳を閉じて想いを飛ばせば

忽ち頭上に飛来する仲間がいい

同じ色合いで

 感情の波を塗分けできるのがいい

 

僕はただ単純に

人と巡り会いたい訳ではないのだ

 

この歳までに巡り合った

そんなhitoの数で

 僕の大方は満たされているけれど

この先の難しさや

厳しさや切なさを重ね合わせれば

愛しい縁のitoは

まだ足りないかも知れないので

 欲張って

細やかにあと幾許のそんなhitoと

結ぼれたい!!

03/05 14:56 万甫

 

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君の詩を!!

2018-03-05 06:43:09 | 

                       君の詩を!!

                       「桃の節句」

 

 女の子の健やかな成長と幸せを願って飾る「雛人形」。弥生三日の今日は、君のための”雛祭り”の「桃の節句」だったよ、蒼唯。それから三月三日は君の満十か月の誕生日でもあって二重のメデタイ日になった

 君の為に玄関に二組の「雛人形」を飾ったよ。ひとつはね、遠い九州に居て”親戚の叔母さん!”て言ってくれる人が、君の従姉の遙花にしてくれた手作りの雛人形で、今日の為に大切に仕舞ってあったお人形。見ているだけで温もりが伝わるもう一つはね、mamaの故郷の吉野から贈られた木造りのお人形。木の優しさが掌に伝わってくるようだよ

おめでとう蒼唯

       

 君はもう伝い歩きもできるし、言葉も分かるようになった。高さ70センチのダイニングのテーブルに頭が届く。15分も抱っこしたら、爺の両腕が痺れてくるほど重くもなったよ。スクスクと僕のキミは成長の途次だ

  

     

03/05 06:43 まんぼ爺

      

 

コメント (4)
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