僕の木簡が
存在丸ごとで生きねばならぬ
爪先から踵まで地に足を付け
頭頂から土踏まずまで
自分という大きさと要量を駆使し
胸の痛みから捩じれまで含めて
夢現の己が小宇宙を飛翔しながら
分際の有るイノチを
鮮やかに全うしなければならぬ
その目的の為にこそ今日が有り
明日の道標の為にこそ昨日が有った
その為に僕は今日のUtaを詠い
明日への希望のように今日のsiを創造し
それから昨日までのイノチの証のように
僕の木簡が残されてゆくのだ
03/16 06:25 万甫