僕を運んでゆく
宛てもなく探しながら
迷宮を徘徊しながら
智慧の輪を潜りながら
混沌を穿ちながら
一筋の光明が思いを貫くTOKIを待つ
揺蕩いながら
長々と瞑想に浸りながら
夢と現を往来しながら
ひたすら
胸に焼き付く邂逅の瞬間を待つ
新しい世界は何処に胚胎し
何処でどの様に誕生し
どんな風に拡散してゆくのか
予想も予見も予聞も不可能の
イノチの在処に
僕を運んでゆく時間がある
そのTOKIは何時か来る
必ず遣って来る
それが
僕のイノチを際立たせ
現世を渡る印の光跡を曳く
03/12 13:56