降って来るもの

写真と散文とぽえむ

何時か解き放たれる

2018-03-20 06:28:47 | 詩15

                      何時か解き放たれる

 

我ら霊長目Homo sapiensは

唯一の考える葦であるが故に

幾種類もの制約に縛られて生きる動物なのだ

 

幾通りもの障害や

大小区区の数多のhurdleの設置は

必定のもので

それはホモサピエンスを与えられた掟でもある

 

思い通りに動かない一つ一つは

そういう天命に記載された

それぞれの項目に違いない

思うが儘の振舞いなど

最初から最後まで

何一つとして認可されていない存在なのだ

 

けれど

其処にこそ哀楽が生まれ

その為にこそ

忿怒や歓喜や驚愕やの感情の贈り物が届き

自由というものの概念はその渦中で誕生する

 

そうなのだ

詰まる所僕らの一生は

物質と精神から何時か解き放たれようとする

freedomを得る旅でもある

 

考えてもみたまえ!!

君は意図して此処に来たのか?

君は己の意思で去れると思うのか?

自分を中心に回る時間など

ほんの一秒もない

何故なら

僕等は其処に置かれた

たったひとつの奇跡だからだ

03/20 06:50 万甫

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