自思伝㈡ 宿命と運命
僕らが
孤立しては生きられない
宿命を負っているなら
出会い云云に関わらず
其々の貴方と
繋がっていることになる
それ故
今は他人でしかない
僕と貴方が求め合えば
何時かきっと
運命の糸に巡り会えるのだ
今はまだ
その瞬間への
助走路に居る
自思伝㈢ ZEROから
このZEROから
産まれるものはないかと
思案してみる
何時ものように
ZEROの平原から
顕ち上がって来るものはないかと
俯瞰してみる
何時だって
何事だって
始まりにはZEROが有るから
僕はその事を知っているから
どんなに無慈悲の
無毛の無間が続いても
僕はそのZEROの地平から
姿を現すものに
希を抱くのだ