降って来るもの

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自思伝㈡ 宿命と運命

2021-06-20 05:07:02 | 詩23 鄙の

 

         自思伝㈡ 宿命と運命

 

僕らが

孤立しては生きられない

宿命を負っているなら

出会い云云に関わらず

其々の貴方と

繋がっていることになる

それ故

今は他人でしかない

僕と貴方が求め合えば

何時かきっと

運命の糸に巡り会えるのだ

今はまだ

その瞬間への

助走路に居る

 

 

 

        自思伝㈢ ZEROから

 

このZEROから

産まれるものはないかと

思案してみる

 

何時ものように

ZEROの平原から

顕ち上がって来るものはないかと

俯瞰してみる

 

何時だって

何事だって

始まりにはZEROが有るから

僕はその事を知っているから

どんなに無慈悲の

無毛の無間が続いても

僕はそのZEROの地平から

姿を現すものに

希を抱くのだ

 

 

 

 

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