囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

人権無視の会社ー日本航空

2015-06-16 23:00:57 | 囲碁きちのつぶやき
昨日、テレビのニュースを見ていたら、日本航空が妊娠した客室乗務員(スチュアーデス)にマタハラをして、裁判に訴えられたと報じていました。どんな事件なのか知りたいと思っていたところ、今日のしんぶん赤旗にこんな記事が載っていました。




昨年8月客室乗務員が、妊娠したことを会社に告げ、地上勤務にして欲しいと申し出たところ、「働く場所がない」とのことで、「無給」の休職にされてしまったと言うのです。
労働基準法では、妊娠中の女性から請求があれば軽易な業務に転換させねばならない、男女雇用機会均等法では、妊娠、出産を理由とした不利益扱いをしてはならない と定められています。

日航は、軽易な作業があるにも関わらず、こうした作業につかせず、「無給」の休職にしたことは典型的なマタハラです。今後の裁判の行方が注目されます。

ときあたかも、今日は日本航空の株主総会が行われたそうです。そこでは、日航の民営化の経過の中で不当に首切りをされた日航争議団(解雇されたパイロットと客室乗務員)の人たちが日本航空の株主総会会場への沿道で、職場復帰させるべきだと宣伝したそうです。



人員不足で夏の繁忙期に臨時便を十分出せなければ、会社にとっても損失です。そして、御巣鷹30年の空の安全、昨日のマタハラ提訴についてもアピールしてそうです。

昔も、今も労働者の人権を無視続ける日本航空のやり方に、改めて怒りを覚えました。

安倍政権は、少子高齢化対策、女性の輝く社会 などと言葉だけをもてあそんでいます。その一方で、「一生派遣」「金さえ払えば首切り自由」など、財界の望むような労働法制に改悪しようとしています。そんな政権の意向が大会社の日本航空のマタハラを助長したとも思われます。日本の財界は、労働者の人権を無視して、社会的責務をはたしていないと思います。
残念でなりません。






コメント
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これは、判りやすい!

2015-06-16 17:58:24 | 憲法9条、大好き!
先日の衆議院憲法審査会で、安倍自公政権が国会に提出した「安全保障法制は憲法違反」と意見陳述した小林節氏と長谷部恭男氏が、記者会見を行いました。
この中で、小林節氏は、次のように述べています。とても解かりやすい発言ですので、以下に引用します。



小林教授:私も結論は撤回すべき。違憲というのはもちろんですが、恐ろしいのは、憲法違反がまかり通ると、要するに憲法に従って政治を行うというルールが無くなって、北朝鮮みたいな国になってしまう。キム家と安倍家がいっしょになっちゃうんです(会場から笑い)。これは絶対に阻止しなければならない。そして、安倍さんの言うとおりにすると、自衛隊はアメリカ軍の二軍になってしまって、その結果日本は傷ついた上に破産してしまいます。だから何一つ良いこと無いんですね。撤回しないならば選挙で倒すべきだと思います。


 お二人の発言の詳細は、ネットで「小林節」で検索しても、読むことができます。ぜひ、ご一読をお勧めします。

【詳報】「安全保障法制は違憲、安倍政権は撤回を」〜長谷部恭男氏 ...
http://blogos.com/article/116803/

http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/15/national-security-law-unconstitutional_n_7584650.html
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