囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

教科書問題に関心を持ちましょう!

2015-06-23 22:03:46 | 囲碁きちのつぶやき
今年は中学校教科書の採択の年だそうです。埼玉県教育委員会が教科書の展示をしていると言うので所沢会場に見に行きました。



小学校、中学校の教科書が展示されていました。



安倍首相や下村文科相が推奨している育鵬社、自由社の公民・社会の教科書を重点に見てきました者

そこには、太平洋戦争をアジア解放の戦争で、「アジアの国々から歓迎された」と言わんばかりのことが書いてありました。
「憲法を改正していない国はない」と強調し、改正の回数の多い国名が列挙してありました。「君が代」は自国に誇りをもち声を出して歌わなければいけれない。「日の丸」の掲揚の仕方まで細かく書いてありました。世界がグローバル化しているのだから、「愛国心」をもたなけれないけない。 など改憲をめざす安倍政権の意向に沿った教科書になっているように思えました。全体として、権利よりも義務を強調していました。

私は戦中生まれですが、戦後、「新しい憲法のはなし」と言う当時の文部省発行の副読本を読んだことがあります。



新憲法の基本原理、9条や戦争放棄のことなど、とても解かりやすく、憲法の大切さ を学ぶことが出来ました。

しかし、今日見た教科書はカラフルできれいな内容でしたが、そんな憲法の理念を学ぶには程遠いものでした。

私は、アンケートに「戦前に回帰することを教え込む育鵬社、自由社の教科書は採用すべきでない」と書いてきました。

私は1時間程、閲覧してきましたらその間、私の他には女性が二人、あとから来ただけでした。まだまだ、教科書問題に対する市民の関心が薄いように思えました。

こんなことでは、首長やそれを受けた教育委員会の意向で育鵬社、自由社の教科書が採用されかねないと心配になりました。
コメント
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