アベ政権は、2020年の東京オリンピックを口実にいろいろのことを画策しています。オリンピック招致のピーアールで「福島原発事故の放射能漏れは完全にコントロールされている」旨、言い切りました、しかし、実態は福島原発の廃炉もままならず、原発事故そのものがなかったかのようにさえ振舞っています。オリンピックの名のもとに更なる悪政を進めようとしています。その目論見をしんぶん赤旗の「両流」と言うコラムがのべていまますのぜひお読みください。
昨日の潮流
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2020年東京五輪の聖火リレーが47都道府県を駆け巡る。そんな案がいま組織委員会で検討されています。被災地や世界遺産をはじめ、委員からはルートについての意見も出されているそうです
▼ギリシャのオリンピアから聖火を開催都市に運び、平和と友好の五輪運動を世界の市民に広めてきた聖火リレー。その始まりはナチス・ドイツ政権下で開かれた1936年のベルリン大会でした
▼ヒトラーは自己の人種差別政策を正当化するために五輪を利用しようとしました。内外にゲルマン民族の優位性を示し、国民の熱狂のもとで独裁政治を盤石のものとするために。実際は、国際世論やスポーツ関係者からの批判を前に思うような大会にはできませんでしたが…
▼いま安倍首相が憲法を改正し、東京五輪の開催年にあわせて施行をめざすと明言しています。「半世紀ぶりに日本で五輪が開催される2020年を日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけにすべき」だと
▼戦争の放棄と戦力不保持を宣言した9条に自衛隊を明記する。内心の自由を侵す共謀罪をテロを口実に強行しようとする。五輪を使って野心を実現しようする姿は忌まわしい過去とだぶります
▼「スポーツと選手を政治的または商業的に不適切に利用することに反対する」との五輪憲章に反する露骨な政治利用。ベルリン大会は「ヒトラーのオリンピック」と呼ばれました。しかし、東京大会を「アベのオリンピック」とは決していわせまい。平和とスポーツを守るためにも。