悪政を繰り返すアベ自公政権。今度は、国民の思想信条を取り締まる「共謀法」成立に躍起になっています。来週にも衆議院を通過させ、なんとしても今国会中に参議院での成立を目指しています。
「共謀法」は、戦時中の「治安維持法」の再現がその目的です。時あたかも、私の地元所沢では、その治安維持法の犠牲となった小林多喜二を扱った映画が上映されます。
三浦綾子原作の「小林多喜二の母」の物語です。監督の山口火沙子さんがメガホンを握っていますが、山口さんも、他の文化人の方と一緒に「共謀法」反対の声を上げています。
上映日時 2017年 5月 26日(金)
1回目 午前10時30分から
2回目 午後 2時から 開場はいずれも30分前
上映会場 所沢市民会館ミューズ キューブホール
私も観に行きます。映画を観て、小林多喜二の生きざまと治安維持法の恐ろしさを学びなおそうと思います。近隣の方、ぜひ、見に来てください。
映画解説 「蟹工船」で知られるプロレタリア文学作家、小林多喜二の母・セキの半生を描いた三浦綾子による小説「母」を、山田火砂子監督のメガホンにより映画化。貧しい家の娘に生まれたセキは、15歳で小林家に嫁ぎ、三男三女を生み育てた。銀行に就職し、その軸足を労働運動と執筆活動へと移していった多喜二の書いた小説は危険思想とみなされ、治安維持法下で特高警察の拷問により29歳の若さで亡くなってしまう。そんな多喜二とイエス・キリストの死を重ね合わせ、先立ってしまった息子を信じ続ける母親の姿が描かれる。セキ役を寺島しのぶ、多喜二役を塩谷瞬が演じるほか、渡辺いっけい、佐野史郎らが脇を固める。