一昨日、広報「ところざわ」11月号が宅配されました。表紙の見出しを見てびっくりしました。
『所沢にある基地のこと』=基地のこれまでとこれから=
米軍所沢通信基地の誕生と返還運動の歴史などが3ページにわたって掲載されていました。
フェンスの向こうは米軍基地、所沢市長も市議会議員も、もちろん市民の誰もが入ることができません。広大な米軍基地の返還運動が市長や議会、市民ぐるみで進められ、4次にわたって部分的に返還されてきました。
今でも97haと言う広大な土地が米軍基地として残っています。
これらのことが 広報ところざわ で市民に周知されることは喜ばしいことです。そして「今後も(基地対策)協議会を中心に、市民、市議会、市が協力し合いながら、ねばり強く国や米軍に働きかけ、早期全面返還を目指しています」と結んでいます。
私は、基地問題をひろく市民に知らせるという市の姿勢は評価したいと思います。
ただ、現実はいろいろの問題をはらんでいます。第4次返還に関連して今年から東西連絡道路の工事がはじまりました。それに合わせるように米軍基地の機能強化が計られていると言わざるを得ない事態が起きています。今までなかった米軍ヘリコプターの離発着が頻繁に行われ、オスプレイまでが飛来していることが目撃されています。米運基地の再編強化に関連して、横田基地の機能の一部を所沢に振り向けるのではないか とのうわさが飛んでいます。だとすれば、基地全面返還とは真逆のことが行われていることになります。
私は、そうした市民の不安を払しょくし、市と市民が一体となったかってのような基地返還運動を再び起こす必要があると思います。