DXやGX、SDGs・・・最近は少し手垢のついた言葉になってきたような気がします。
世の中の動きは本当に早いものです。
日経ビジネス誌2023.5.15の特集は「DXはなぜ挫折する デジタル参謀の苦闘」。
国や経済産業省がDX(デジタル・トランスフォーメーション)施策を打ち出して早や5年になります。
企業は、デジタル最高責任者であるCDO(チーフ・デジタル・オフィサ―)を設置、DXの推進に向けて動き始めました。
ただ、CDOの平均在任期間は、2年半という調査もあります。
デジタルの世界も高速で変化しているんですね。
Contents
Part1 歴戦の参謀が明かすDX推進に5つの鉄則
Part2 DXはなぜ人ごとか?参謀を苦しめる「慣性」
Part3 セブン、分裂から再出発 参謀が組織を強くする
この特集では、日立、JR西、出光、セブンイレブン、リクシル、MUFGなどの事例が紹介されています。
終わりなきDXの旅・・・デジタル参謀、CDOの5つの鉄則を提唱しています。
1.クイックウィン 鉄は熱いうちに打て 社員に成果を体感させよ
2.予算を確保する 事業部からお金は引き出せない デジタル参謀は独自の財布を
3.発注に慣れるな 外注はノウハウの抜け穴 内製が気づきを生む
4.トップの信頼獲得 DXとは組織変革 トップの後ろ盾が不可欠
5.伝道師を育てよ 難関は全社への浸透 触媒となる人材を増やせ
ChatGPT、バードなどの生成型AIの出現により、ますます複雑化するデジタルの世界。
会社というフレーム、社会というフレーム・・・正解なきデジタルの海をどう航海、舵取りしていくかが、今、問われています。