ちょっと怪しい(失礼!)のですが、とても魅力的なビジネス作家、ジェームズ・スキナーさん。
成功の法則についての書籍出版や講演活動をしている有能なビジネスパースンです。
新刊を出されました。
寝ながら稼ぐ 121の方法
ジェームズ・スキナー著
KADOKAWA刊 1700円+税
タイトルから、思いっきり怪しいのですが、内容は起業、開業、ビジネス創造など、極めて真面目な一冊です。
一言で言うなら、資本主義社会をいかにサバイバルしていくか?が通奏低音として一気通貫流れています。
日本では、資本主義のルールが誰からも教えられないため、マネーやファイナンスの知識・経験がすっぽりと抜けています。
よく学び、いい学校に入り、いい会社に入り、必死で働く・・・稼いだ賃金は、ゆうちょで貯金する・・・
多くの日本人がとっている人生スタイルです。
同書では、そんな日本人に、それだけではないよ!と問いかけています。
カネに働いてもらう、ヒトに働いてもらう、モノに働いてもらう・・・そんなヒントが121個もあげられています。
目次
第1章 水をくむより川を掘る
第2章 会社を辞める前に会社で稼ごう!
第3章 お金がお金を生む
第4章 慢性的黒字を生み出す会社の作り方
第5章 株式市場は資産形成を加速させる
第6章 お金持ちはみんな不動産を持っている
第7章 持ち物すべてが現金の源
第8章 印税生活への道
第9章 広告塔になろう!
第10章 SNSとインターネットの時代
第11章 忍者が儲かるその理由
第12章 ネットワーク・マーケティングは嫌なもの?最高のもの?
第13章 世界に広がるフランチャイズとライセンス契約
第14章 迷惑をこうもってなんぼ
第15章 金融業界の天才たちが考えた
第16章 世界を美しくしていこう!
第17章 政府の甘い汁を吸う
第18章 保険をかける
第19章 121の方法
第20章 早速はじめよう!
どんなものでも、お金に換えてしまう同書で解説してある様々な方法論・・・。
投資や不動産から特許や印税生活まで、なんと121の方法論を提起しています。
お金がお金を産む、複利の活用、働いていない資産の活用など、
働くこと以外のお金の儲け方について具体的なケースを交えて説明してあります。
特に興味深かったのが、第4章 会社を作る・・・起業・開業の章。
日本では、開業率が廃業率を下回って、数十年が経っています。
著者は、言います・・・。
・自分の分かる商売をしよう
・慢性的黒字はこうやってうまれる
・1日でも早く入金を
・先々まで契約しよう
・社長の座も譲ろう
・会社を売った後でも儲かり続ける
今から、何かやってみようという方、すでに独立経営をしている方には、必読の一冊になると思います。