毎日、使っているインターネット。
でも、その仕組みやハード面は何も知らないことに改めて気づきました。
電話線を通じてデータが流通しているの?サーバーの間はどうつなぐの?無線LANのセキュリティはどういう仕組みになっているの?
・・・ほとんど答えられません(笑)。
そこで、インターネット史を紐解くことに・・・。
角川が、社運を賭けて(?)編集した角川インターネット講座全15巻。
インターネットの第一人者を集め、体系化した書籍群です。
その第一巻「インターネットの基礎」・・・
日本におけるインターネット技術の草分け的存在、村井純先生(慶大環境情報学部長)の著書です。
Windows95を触って驚いたのが、つい先日のよう・・・こんなに早く、インターネットの歴史を読むことになろうとは・・・なぜだかお爺ちゃんになったような気分です。
この本は、角川インターネット講座全15巻の第1巻。歴史に残る本だと思います。
インターネットの基礎 情報革命を支えるインフラストラクチャー
村井純著 角川学芸出版 2500円+税
言葉を追っていくだけで、懐かしさがよみがえってきます・・・。
将来、世界史や技術家庭科、理科の試験に出題されるかもしれません(笑)。
ご存知の言葉は、ありますか?
インターネット検定試験(歴史編) 次の用語を解説しなさい。
けっこう難問です。
・ARPA(米国高等研究計画局)NET
・ポール・バラン ドナルド・ディヴィス
・UNIX
・プロトコル
・イーサネット
・パソコン通信 何だか昭和です
・ダイヤルアップ(笑)
・ソースコード
・クッキー 食べるお菓子ではありません・笑
・ISDN
・フロッピーディスク 最近ほとんど見なくなりましたね
・ADSL
・VPN
・FTP
・GUI
・TCP/IP
つい先日まで最新用語だったものが、すぐに陳腐化してしまう時代なんですね。
目次
第1部 インターネットの理念
序章 フロンティアの流儀
第1章 技術の誕生と成長
第2章 インターネットの仕組み
第3章 変貌するインターネット
第4章 インターネットを誰がどのように運用するのか
第2部 TCP/IPの発明者からの宿題
村井先生がインターネットの未来に関して、次のような提言をされています。
脳と感覚とが地球全体で共有されるようになったとき、そこには無限の可能性が広がる
グーグルやアップル・・・新興のネット企業も含めて、様々な新しいウェーブが起こってくると思います。
デジタル音痴のわたしとしては、デジタルディバイドの危険性も・・・(笑)。
2020年、どんなコンピュータ社会になっているのでしょうか?
勉強になりました。