能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

未来は言葉でつくられる 突破する一行の戦略 細田高広著 「一台少なくつくれ。」byフェラーリ

2013年09月29日 | 本と雑誌

「未来は言葉でつくられる 突破する一行の戦略」 

細田高広著

ダイヤモンド社 1、500円+税


著者の細田さんは、コピーライター。

最近売れている「伝え方が9割」の著者佐々木さんもコピーライター。


またまた、コピーライターのブームが来ているような気がします。

糸井さんや仲畑さん、真木準さんが活躍した時代しは、少し違った感じ・・・。

フィーリングからロジカルという切り口のコピーライターブームなのかもしれません。

同著は、コピーライティングの妙である、切り口、コンセプトを変えることにより、ものの見方が変わってくるという主張。

まさにそのとおりだと思います。

具体的に30のテーマを取り上げ、分かりやすく解説。

そして、ビジョナリーワードを作る4ステップ、言葉をつくる5つの技法、バックキャスティングの手法についても丁寧に解説されています。


同書の基本コンセプトは、「言葉は未来を発明する道具」であるということ。


過去の成功パターンについて、一部紹介させていただきます。


「貧困は、博物館へ」 グラミン銀行創業者

 

「女のからだを自由にする」 シャネル

 

「美容を新しいアートにする」 サスーン

 

「自由闊達にして愉快なる理想工場」 SONY

 

「一台少なくつくれ。」 フェラーリ

 

「地上で一番幸せな場所」 ディズニー

 

「通過する駅から、集う駅へ」 JR東日本

 

「1000曲をポケットに。」 アップル

 

「第3の場所」 スタバ

 

「世界旅行も、宇宙経由で。」 ヴァージン ・・


2時間ぐらいで読める同書。

言葉に関する感性を刺激するおすすめの一冊です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

就職しないで生きるには 今の若者はホントーに大変です 怒りや想い、ジブンの考えをどうする?

2013年09月28日 | 社会・経済

就職氷河期、ブラック企業、景気低迷、自分さがし・・・。

今の20歳代の若者は、本当に大変だと思います。


先日、ゼミで若い院生たちと話をしていた時、二人、明らかに敵対意識むき出しの若者に遭遇しました。

最初、何に怒っているのか分からなかったのですが、よくよく聞いてみると、それは50歳以上の世代に対する怒り、憤り・・・まあ、そんなに怒りなさんな・・・。


彼彼女の認識として、今の日本を悪くしたのは、50歳以上のジェネレーション。


就職難なのも、ブラック企業が林立するのも、景気が低迷するのも、年金保険料を徴収されるのも、何から何まですべてオヤジ・オバサンが悪いという論調。

若者特有の社会に対するニヒリズムとは少し異なっているような気もします。


あなたたちは誰に育ててもらったの?

世界トップレベルのインフラは誰が作ったの?

隣の国だったら徴兵制もあるよ、

大学という温室の中でぬくぬくとしていられるのは何故?

という質問も考えたのですが、どうも何かが違うような感じ・・・。


そこで、アクティブリスニングで、とにかく言い分を聞くことにしました。


そうすると、彼彼女の持つ選択肢、オプションが極めて少ないということが分かってきました。

理想を追い求め、途中で壁にぶち当たった場合(こちらの方が確率的には圧倒的に高い)、シフトチェンジしたり、道を変えたりということが相当程度不得意なのではないか?と感じた次第です。

生命力、ヨワ・・・という感じです。

オジサンオバサンの世代だって、就職難の時期もあったし、会社に入ってぶっ叩かれ続けたり、住宅ローンや子供の教育費で苦しんだり・・・ホントーに大変。

ただ、それでも世の中や自分や家族はより良くなっていくという信念のようなものがあり、それを信じて愚直に生きていくことで何とかしのいできたのです。

生きる力といえば、それまでですが、ズブトサ、鈍感、単細胞、実直、素直、単純・・・といったちょっと恥ずかしい部分で乗り切っているのです。


怒りや想い、ジブンの考えを、エネルギーや行動に変えること。

行動が無ければ、何もわかりません。

今まで、わけのわからない世界を、とりあえず生き抜いてきたオジサンからの助言です。


最近、

若者に迎合するわけではないのですが、就職しないで生きる方法について、最近研究中です。


オジサンオバサンの世代は、

いい高校に入り、いい大学に入り、一流の会社入る」という一歩道が、学校教育の中心軸として存在していました。

ペーパーテストに強くなり、偏差値をあげ、解答パターンをたくさん持ち、暗記を中心とした学習法を確立し、とにかく1点でもテストの点数をあげる・・・そこから逸脱すると不良品扱い・・・でした。

当然に、学生の起業や自営業を始めるといったことは、もともと教育の範疇にはなかったわけです。

商店を経営する親を持つ子供も、すべてそのルートに乗せられ、進学塾に通ったり、模試を受けたり・・・。


ちなみに、わたしの近辺では、小学校の卒業者数を母数にして、「いい中学・高校に入り、いい大学に入り、一流の会社入った」、学校教育上の成功者は約20%。

数十年の社会という巨大な実験室の中、幸せ度を見た場合、その20%の人のうち約半分が、かなり悲惨な状況になっていること最近分かってきました。

出向転籍、メンタルを病みひきこもり、倒産・夜逃げ、死亡、行方不明、離婚・・・。

友人の悲しい話を聞くたびに胸が締め付けられます。


なんだよ、あんなに苦労したのに、これかよ?という感じです。

共に戦ってきた「戦友」として暗~い気持ちになります。

少し、横道にそれましたが、先日購入して読んでいるのが晶文社の図書4冊。


晶文社

 

ちょっとマイナーな出版社ですが、なかなかいい本を出している渋い会社です。

同出版からは、「就職しないで生きるにはシリーズ」で10冊程度出されています。


今回購入したのが、次の4冊です。


「就職しないで生きるには」 レイモンド・マンゴー著


「月3万円ビジネス」 藤村靖之著


「自分の仕事をつくる」 西村佳哲著


「旗を立てて生きる」 イケダハヤト著


今まで考えてもみなかったコンセプト、思考であるため、本当に新鮮です。

若年層の心を鷲掴みにするのも何となく分かる気がします。

休みの日にゆっくりと読みたいと思います。


なみに、パルコブックセンター渋谷店(地下)お勧めです。

ソーシャル関係、コミュニティ関係のコーナーが設置されており、なかなかの品ぞろえ。

店長さんのセンスの良さを感じさせます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立教大学大学院ソーシャルデザイン集中講座 最終回 企業と社会の新しい関係 CSRとグローバル

2013年09月26日 | マーケティング

今日は、藤沢市で18時まで仕事。


なんと便利なことに、新宿湘南ラインで池袋まで直通運転。

1時間強で池袋に到着。

またまたお行儀の悪いことに、コンビニおにぎり1個を食べながら立教通りを直進・・・社会人学生は大変です(笑)。

30分遅刻して教室へ。


今日の講師は、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の齋藤哲男先生。

日立製作所で長年海外要員として世界中を飛び回っていたグローバル人材。

グローバル話が1時間続き、今日のアジェンダが終わるのか?ヒヤヒヤものでした。

でも、先生のお話、とても面白かったです。

ありがとうございました。


今日のテーマは、「企業と社会の新しい関係-CSRとグローバリゼーションの視点から-」。


CSRについて、世界、日本における歴史的変遷から具体例を交えての解説から始まり、

営利組織、ドラッカーの組織論、マイケル・ポーターの競争戦略・・・

そして、グループに分かれての討議と模造紙へのまとめといった流れの2時間半でした。


少し唐突感のあるポーター論は、ファイブフォースという短期的視点だけでは通用しない時代になった、ポーター自身、2年前にCSVというコンセプトを出し従来路線を変えたということを補足するというためのロジックでした。


最近、多少手垢がついた感のあるCSR


でも、そこからしか醸し出せない当該企業の「安全」「信頼」というイメージは、

企業の存続にとって必要不可欠なものであるということを再認識した次第です。


最後のセッションでグループ討議した4つの問い。


青臭い議論、論点ではあるかもしれませんが、組織論を語る上で必須の問いであると思います。

このあたりをゼミで徹底的にやる・・・大学院レベルの教育は、やはり必要だと思います。


4つの問い

Q1.企業の目的は何か?

Q2.企業にとって利益とは何か?

Q3.企業の社会貢献とは何か?

Q4.企業の社会的責任とは何か?


この「企業」の部分を「自分」に置き換えて考えてみるのも面白いかもしれません。

6週連続で通った池袋の立教大学。

たいへんでしたが、楽しい学びでした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

築地・勝どき橋 水の都TOKYOの大好きな景観・・・東京湾から東京を望む・・・

2013年09月25日 | まち歩き

東京は水の都。

少し前、ウォーターフロントという言葉がありましたが、今は死語。

2020年の東京五輪までは、イマイチの状況だと思います。

東京オリンピックは、東京湾がメイン会場。

ふたたびスポットライトを浴びると思います。

Img_0808

海から見て、その機能美が浮かび上がるトーキョー。

Img_0809

TOKYO・・・本当に素敵な街です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR北海道とハインリッヒの法則 鉄道マンのプライドはどこに?260か所以上の線路の異常・・・

2013年09月25日 | マネジメント

ニュースを見て驚愕しました。


脱線事故の続くJR北海道に、国土交通省が立ち入り調査。

260か所以上の線路の異常が分かったとのこと。


大事故の前に発見されたのは不幸中の幸いです。

鉄道マンとしてのプライド、誇りはどこにいってしまったのでしょうか?


JR北海道と言えば、高倉健さんのイメージがダブっているため、本当に残念です。


ハインリッヒの法則」という事故を未然に防ぐための法則があります。

これは、米国保険会社の技師であったハインリッヒさんが考案した法則。


一件の重大災害の背後には、

29件のかすり傷程度の軽災害があり、

その背後にはケガはないが、ヒヤリとした300の体験がある

というものです。


最近では、企業におけるリスクマネジメントやクレーム対応等で活用されている法則でもあります。

1・・・致命的な事故

29・・・軽災害

300・・・ヒヤリとした体験


今回の国土交通省の立ち入り調査では、260箇所以上の基準を満たさない線路の異常が見つかったとのこと。

まさに、この法則どおりです。


個人的には、大好きなJR北海道。

これを機にした安全体制の確保、組織風土の刷新、社員の意識改革・行動改革に取り組んでいただきたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半沢直樹 最終回 高い視聴率がニッポンにもバンカーを生み出すか?半沢2の放送も楽しみです

2013年09月23日 | テレビ番組

驚異的な視聴率を叩きだすTBS「半沢直樹」。

その最終回・・・。

視聴率も40%に近い数字を出したのではないでしょうか?


半沢、子会社(東京セントラル証券)への出向という結末で終わりました。

「半沢2」への布石ということで、池井戸潤さんの「ロスジェネの逆讐」へ繋がっていく流れだと思います。

同書は、大型買収を担当する半沢が活躍するビジネス小説。

どうドラマ化されるのか楽しみです。


視聴率。

小職が広告代理店にいた数十年前には、ニールセン、ビデオリサーチという二社が存在していました。

硬派なニールセン、軟派なビデオリサーチという特色があったように記憶しています。

ニュースや報道番組は、ニールセンで高い視聴率が出、歌番組やバラエティではビデオリサーチが高い視聴率を出す・・・そんな感じでした。

当時、驚いたのが首都圏でも視聴率を記録する機械がたった300世帯・・・。

統計学の理論に基づいて設定されていたのでしょうが、

なんとなく「いい加減」な感じを払拭できなかったことを覚えています(笑)。

翌日の昼ごろ、ラジオテレビ局経由で紙で両社の視聴率表が届けられ、そこからクライアントに提出する資料を午後一までに作成。

それを届けていました。

リーチ、フリケンシーを計算していたことを懐かしく思い出します。


今回の半沢の反響は、TBS、広告代理店、スポンサーなどに大きなインパクトを与えたものと思います。

テレビ離れ、マスメディア離れが進む昨今、本当に良かったですね。


webでは、今回の半沢の結末を、否定的にとらえている方が多数いらっしゃるようです。

個人的には、今回の都市銀行、メガバンクという設定を考えた場合、現実的には半沢が昇進するよりも出向するというパターンの方が確率的にも高いように思います。

コンサバティブな組織では、組織的、全会一致の意思決定を中心にするため、派手なパフォーマンスはなかなか評価されないということができます。


ロスジェネ世代、バブル入社組のエリート銀行員の半沢の「倍返し」戦略の爽快さを受けて、本来の金融機能を発揮する「バンカー」がたくさん出てくればいいなあと感じています。

高い給与水準と安定性を指向する学生も多いでしょうが、産業界の発展や国民経済の活性化に尽力するバンキングの魅力から銀行や信用金庫などを目指す学生が増加し入行してくれば、20年後、銀行の組織風土も変わってくると考えます。


半沢2の放送も楽しみにしています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半沢直樹 ヒットの背景・・・常識覆す5つの新法則 あまちゃん・半沢直樹のヒット術

2013年09月22日 | テレビ番組

テレビ離れ、ヒット作が出にくい中、メガヒットした「半沢直樹」。


株式の問題、ガバナンスの課題、視聴率の低迷に悩むTBSにとって、勢い、流れの作れるスペシャルな出来事です。

これをてこにして、テレ朝、日テレを猛追できればいいですね。


日経ビジネス誌2013.9.23号のリポート「あまちゃん・半沢直樹のヒット術 常識覆す5つの新法則」(同誌120ページ~)。

興味深く読ませていただきました。

以下、ご紹介させていだきます。


あまちゃん・半沢直樹のヒット術 常識覆す5つの新法則


ヒント1 延長線上にないものがヒットし始めた

ヒント2 中高年男性が実は狙い目だった

ヒント3 1980年代はヒット源を多数持っている

ヒント4 勝手に応援する人が急増している

ヒント5 ヒットが人を動かし物を動かす時代


「延長線上にないもの」という分析は、基本的にイノベーションの特徴。

そこのクリエイティビィティ勝負ということだと思います。


「中高年男性」「1980年代」というキーワードは、妙に納得させられます。

今までどちらかと言うとマーケティングのセグメントから除外されてきたターゲット。

朝の放送の「あまちゃん」も日曜劇場の「半沢」も、主婦層ねらいの時間帯。

そこに、オヤジを引き込むことにより新たな意味を創造する・・・。

なるほどです。


また、バブルを体感したオヤジ世代・・・。

過去の栄光を懐かしむとともに、バブル採用世代という「若造」を応援したい、会社組織という「理不尽な装置」に一言言いたい・・・そんなニーズにピタッとはまったのだと思います。


「半沢」も今日が最終回。

友人からいただいた、現在入手困難な「倍返し饅頭」をツマミに、バーボン片手に楽しみたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名犬チロリの像 セラピードッグの誕生 年間4万匹以上の犬が人間によって殺されているという事実

2013年09月21日 | 社会・経済

犬派、猫派でいえば、自分自身はドッグパースン。


従順で純朴な犬が大好きです。

年を重ねるとともに、なかなか言う事を聞いてくれない猫も魅惑的ではありますが・・・(笑)。


ネットで調べてみると、平成23年度、36,120匹の成犬と、7,486匹の子犬が殺処分されているという驚愕の事実を知りました。

年間4万匹以上のワンちゃんが人間によって殺されているのです。

ひどい!!

動物は、モノでもアクセサリーでもなく、生命なのです。

人間の身勝手で捨てることは絶対に許されないと思います。


築地にあり、いつも気になっていた犬たちの像。

銀座から築地方面に進み、昭和通の立体交差の上にある小公園に、その像があります。

後ろに見えるのは電通旧本社です。

Img_0812

ふと立ち止まってレリーフを読んでみると、そこにはセラピードッグという記載。

セラピードッグ

高齢者や障がい者の方々を癒す犬のことらしく、その走りがこの犬らしいのです。

調べてみると、今から20年ほど前、千葉県松戸市で捨てられた一匹の母犬と5匹の子犬。

この母犬が、セラピードッグの訓練を受け、さまざまな人たちの心を癒したということらしいのです。

名犬チロリ

人間に捨てられながら、死を迎えるその瞬間まで人間のために尽くした犬(チロリは、15歳まで生きたとのことです)。

本当に涙ぐましいです。

さらに、セラピードッグというカテゴリーを生みだした貢献も大です。

高齢社会が進展していく日本、今からますますおじいちゃん、おばあちゃんや障がいを持つ人たちに寄り添っていく犬たち・・・。

もっとスポットを当ててもいいように思います。

名犬チロリの像を見ながら、動物愛護、セラピードッグについて思いをはせた、ひと時でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俺のイタリアン・俺のフレンチ ぶっちぎりで勝つ競争優位のつくり方 ブックオフの創業者坂本孝さんの挑戦

2013年09月20日 | 本と雑誌

「俺のイタリアン・俺のフレンチ -ぶっちぎりで勝つ競争優位のつくり方-」

坂本孝著 商業界刊 1、500円+税


著者の坂本さんは、ブックオフの創業者。


今回の著書は、その坂本さんの半生記でもあります。

さまざまな事業を起こし、成功と失敗を繰り返しながら、一大チェーンを築きました。

それだけでもスゴイのに、さらに新規事業としての飲食チェーンの新規立ち上げ。

「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」は気になっているのですが、いつも行列・・・。

その人気ぶりには、まさに脱帽です。


同書では、その背景や店舗効率などを含めて解説されています。

たとえば、「立ち」で2.5回転させる、また「座り」で2.5回転させる・・・売上は、それぞれ900万円と396万円になるとのこと。

実に2.5倍の差異があります。


その仕組みを利用し、

ある意味採算度外視で高級食材を使う・・・

一流のシェフを雇う・・・

お客さんが集まる・・・

行列ができる・・・

さらに人気を呼ぶ・・・

まさに天使のサイクルが回り始めるのです。


20坪、1階、大商圏にある空き店舗を狙う…銀座あたりでは、わずか16坪で実に月商1910万円。

年商で2億円以上・・・。

スゴイ坪効率です。

坂本さんは、「おいしいこと」「親しみやすいこと」を追及し、ここにたどり着いたと書かれています。

ユニクロの柳井会長の1勝9敗ならぬ、2勝10敗とのことです。

さらに、毎日のカイゼン活動により、その経営の質は、さらに高まっているとのこと。


自身、驚いたのが、稲盛和夫さんの塾で、新しい経営者の境地を切り開いたという記述。

瀕死のJALを立ち直らせた稲盛イズムの基本的な考え方である「経営12カ条」「6つの精進」を俺のイタリアン・俺のフレンチ」の中にも取り入れられたのです。


坂本さんの謙虚で勇気ある経営・・・本当にすごいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立教大学ソーシャルデザイン集中講座 第5回 石川治江先生の巻 決められる力と意思決定能力

2013年09月19日 | 学問

今日も元気に池袋・立教大学へ。


一仕事を終え、今日はギリギリ滑り込みセーフ。

夕食は、立教通を歩きながら食べるコンピニおにぎり1個だけ・・・。

少しさみしいです・・・(好きでやっているんだから文句を言うな!自分)。


第5回目の担当は、石川治江教授。

テーマは、ソーシャルイノベーション実践論」。

まさに「実践」論でした!

石川先生は、66歳。

すごいパワフルなおば様です。


ノンポリ学生、就職、結婚、出産・・・。

ある出来事でボランティア活動を開始され、家庭も顧みず、世のため人のため・・・。

障がい者のために、立川駅へのエレベーター設置を16年かけて実現されたとのこと。

現在は、日本でも最大規模のNPO法人ケア・センターやわらぎの理事長を務めておられるスーパーウーマンです。


今日の講義は、約20分。

メインは、ワールドカフェ。

仕事でヘロヘロになっている中でのワールドカフェはキツイです。

身体がもちましぇ~ん(古)。

まずは、グループワーク30秒で課題を設定し、ブレインライティング。


わたしの属していたグループは、女性を中心にした5人の集団で、決まったテーマは「子育て」。

アタマの良い女性が次々と案を出し、模造紙が真っ黒になった次第です。


その上で、ショートトリップ版のワールドカフェの実施。

その後、ホストと旅人に分かれての他グループ訪問。

これが終わり、7班の発表と質疑応答・・・。結構たいへんでした。


最後の投票では、22票を得たわれらの班がトップ。

みんなでハイタッチした次第です。


石川先生のファシリテーションにより、制限時間5分オーバーで終了。

終わってみれば、楽しいひと時でした。


石川先生のレジュメには、印象派ゴーギャンの名画とともに、その画題。先生が大好きなフレーズだそうです。


「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」


先生の話を聞いていると、最後は実行力、執行力ということ。

講義の中でも「決められる力」「意思決定能力」の重要性を強調されていました。


おっと今日は、中秋の名月。

美しいお月様を立教大学キャンパスからケータイで写してみました。

Img_0872

小さくて恐縮です。

まん丸お月様、最高に美しい姿でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする