早いもので、今日は大晦日・・・平成27年ともお別れです。
今年の目標の一つが、ブログを毎日更新すること。
つたないながらも、何とか達成することが出来ました。
読んでいただいた皆様、メールや電話をいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
厚く厚く御礼申しあげます。
そして、2016年。
5つの個人目標を設定しました。
「P」で始まる5つの目標です。
その一つ目が、PETER F.DRUCKER博士(1909~2005)の文献の再発掘。
「マネジメントの父」「マネジメントの発明者」と言われるドラッカー博士の「マネジメント」を再考、研究してみたいと考えています。
先日、アメリカの経営大学院、大学、ビジネススクールなどでは、ドラッカー博士の書籍を読む学者、学生はほとんどいないと言う話を聞きました。米国の最新の経営学は、統計学とITを駆使して仮説を数理的に処理して論文に落とすという方向に移行しているようです。研究論文を量産するためには、一番手っ取り早い方法・・・さすが、MBAです(笑)。
米国においては、もはやドラッカー博士は、古典や検証できない文系の文化論に過ぎなくなっているのかもしれません。ちょっと残念ではあります。
今日の日本の経済、産業が、ここまで来たのは、日本人の勤勉さ、真面目さ、真摯さもあるのですが、米国から入ってきた経営論、経営学が、それを支えたといっても過言ではないと思います。
QCのデミング、マネジメントのドラッカー、IEのテーラー、VEのマイルズ・・・本国アメリカより、むしろ日本で花咲いた経営理論だと思います。
余談ですが、ドラッカーをはじめとする経営論を読まなくなった日本の経営者・・・最近多発する企業の不祥事の遠因にもなっているように思います。
実に残念なことです。
2015年の年末年始・・・ドラッカー三昧の贅沢をしようと思います。
書庫から引っ張り出してきたドラッカー博士の書籍・・・数十年かけて集めてきたものです。
どれも懐かしく、どの書籍にも、新たな発見があります。
若き日に分からなかったこと、気づかなかったことを、今、歳を重ねて、再発見することは、本当に嬉しく幸せです。
博士が亡くなって10年・・・。
ドラッガー博士とともに、新年を迎えます。