カープが負けると目覚めの悪いわたし・・・。
しかも、それが勝ち試合の流れだった場合は、最悪です。
ロッテ戦での逆転負け・・・心が折れます。
オリックス戦に続き、かっての守護神永川投手が打たれました。
以前の四球病が再発・・・守りに入り、セオリー通り丁寧に投げ過ぎて四球・・・ランナーをためて更に丁寧に球を置きに行く・・・そして痛打をくらう・・・。
二年前に先祖がえりです。
今回のロッテ戦では、二点差あったので安心していたのですが、その期待ももろくも崩れ、やられました。
マツダスタジアムのファンも絶望のどん底へ落ちたものと思います。
こんな負け方だと、試合後飲み屋さんに行く気もしなかったファンが多いと思います。
先発投手-中田投手-一岡投手-ミコライオ投手の勝利の方程式が崩れている今だからこそ、永川投手の出番があるわけです。
そこでの活躍は、ファンの期待でもあります。
それが二戦続けて、昨年前半までの「弱いカープ」を彷彿させる試合展開を見せられるとガックリです。
ジャイアンツやタイガースもお付き合いで負けているものの、
今の流れは「弱いカープ」に戻る不安要素が見え隠れしているように思います。
スポーツマスコミでは、以前から永川選手のメンタル部分の弱さも指摘されています。
永川選手34歳・・・守りに入らず、勝負に出てもらいたい一年です。
このままでは、またファーム落ちは避けられないと思います。
わたしがピッチングコーチだったら、次の助言をすると思います。
1.ランナーがいない時は、ワインドアップで。
今の投球フォームには、マウンドでの躍動感が感じられません。マウンドを守る一国一城の主という気概が伝わってこないのです。今の状況は、フツーの投手を前にした打者に舐められているように思います。
2.津田投手の伝記を読んでいただく。
津田選手のグラブには「弱気は最大の敵」と刺繍され、メンタルの強化を図ったそうです。マウンドで仁王立ち!三振を取れば大きくガッツポーズするぐらいの気迫を出していただきたいです。
3.永川投手の制球力はもともと不安定と言われていましたが、いいんです、打たれても。
ど真ん中に投げ込むストレートと大きく落ちるフォークで真っ向勝負に臨んでいただきたい。それで打たれても、ファンは納得すると思います。中途半端な投球で負けると本人もファンもドン底です。ストライクを取るために球を置きに行く姿、汗をかきかき捕手のサインを見る不安そうな表情、必要以上の牽制球・・・ぜんぜん永川投手らしくありません。
4.「やっちゃれ」精神を体全体で示せ!
広島カープの土台にある「やっちゃれー」。広島弁で、気合で相手をやっつけろという意味です。エースマエケン、若鯉大瀬良投手・・・「やっちゃれ」精神を体現しています。相手チームを圧倒する姿を見せていただきたいものです。
5.ファーム時代のくやしさを心に刻め!プロの世界は本当に厳しいもの。
永川投手はかって1億8000万円の年俸をとっていたと聞きます。それが今や1/3。ファームだともっと査定が下がると思います。家族のためにもファンのためにも、そのくやしさをバネにしていただきたいものです。
広島カープ生え抜きの永川投手。
今年、セットアッパー、クローザーとして活躍できれば、カープの歴史に刻まれると思います。
ガンバレ!永川投手。
自動車保険会社の更新のメールをいただいたため、さっそく手続きを・・・。
が、パスワードが入らない・・・忘れた人はコチラをというページからも跳ね返される・・・。嗚呼。
この自動車保険会社には10年くらいお世話になっているのですが、この冷たい仕打ちはブランドチェンジを考える瞬間です。
上得意さんをいらいらさせるこの仕組み、本当に困ったものです。
このシステムを組んでいるSEさんは、おそらく銀行などのシステムを組んでいるアタマの固い方とお見受けしました。
インターフェイスが極めて使い勝手の悪い代物・・・。
ここの使い勝手の悪さで他者へ流れるユーザーも多いのではないかと思われます。
ユーザーフレンドリーなインターネット銀行などの仕組みを見習ってほしいものです。
この保険会社の更新は、「Myページ」から入り、そこから更新手続きを進めるのですが、更新は年1回。
1年前のパスワードを覚えている人はほとんどいないと思います。
この保険会社の情報システム部の担当者から言われたことを、そのまま受けて作業をするSEさんが不憫に思えた次第です。
今から、高齢者の方々が急増する中、このシステムでは相当程度苦戦を強いられると思います。
そんな中、同社のホームページでは、プレゼントキャンペーンを展開(笑)。
「そんな暇があったら、更新手続きがスムーズに進むように改善してよ」と訴えたくなります。
広告を展開しても、売り場に行くとそのモノを置いていない・・・この最悪のパターン。
営業企画部やマーケティング部の方が一所懸命考えて展開しているキャンペーンでしょうが、優先順位が異なっていると思います。
webの進化の中、人を中心にしたシステムを組んでいただきたいものです。
カープがやっと連敗を止めたので、NHKのスポーツニュースを見ていたところ、カープ女子の特集が・・・。
カープの観客動員数が、神宮球場、横浜スタジアム、東京ドームで増加しているとのこと。
マツダスタジアムは1%の減少。
そういえば、神宮、横浜のカープ戦では赤いレプリカを着たカープ女子が激増しているように思います。
1.「赤」というファッショナブルなカラー
2.弱いビンボー球団を応援したい
3.選手ごとのスクワット応援が面白い
4.ファンの一体感がある
5.地方の球団カープを見ていると母性本能をくすぐられる
6.堂林選手や丸選手などの若手のイケメン選手がいる・・・
というのがカープ女子になる理由だそうです。
5月には、カープ球団のマーケティング策として関東から150名弱のカープ女子をマツダスタジアムへ招待しました。
4万円の新幹線代はカープ球団負担とのこと。
赤色を中心にした食事を提供したり、ネイルサロンを開いたり・・・なかなか粋な計らいです。
これに着目した阪神球団やソフトバンク球団も、女性向けのキャンペーンを開始したようです。
TORAKO(トラコ・虎子?)、鷹ガール・・・。
いずれにせよ、多少人気に陰りのあるプロ野球界の女性ファンが増えることは良いことだと思います。
ツバメ女子、星子さん、龍ガールなども出てくるのでしょうか?
サラリーパースンが9割を占める日本社会は、まさに会社を中心としたムラ社会。
そのムラに入るということは、「就職」ではなく「就社」であり、
仕事そのものではなく「人」を基準にして評価されるというメンバーシップ・・・。
ムラの掟を守り定年まで勤め上げるということでもあります。
今週は、ニッポンの雇用に関連する書籍を3冊読破。
そのなかでも、日本における中高年雇用の歴史的事実を分かりやすくまとめたのが本書です。
学部のリポート的な感じの流れで構成でまとめられており、気軽に読み進めることが出来ます。
「日本の雇用と中高年」
濱口桂一郎著
ちくま新書 780円+税
著者の濱口さんは、労働省等を経て現在労働政策研究・研修機構の研究員。
欧州の雇用事情にも強く、同書の中でも一部その比較が試みられています。
雇用に関して、欧米では若者、日本では中高年にスポットが当てられていることを分かりやすく解説しています。
これをベースに、著者はジョブ型社員を強く主張。
職務を明確化することにより、若年層の雇用、中高年~高年齢者の雇用がスムーズにいくという論陣をはられています。
目次
序章 若者と中高年、どっちが損か?
1.中高年問題の文脈
2.日本型雇用と高齢者政策
3.年齢差別禁止政策
4.管理職、成果主義、残業代
5.ジョブ型労働社会へ
この中で興味深かったのが、日本の管理職は、「機能」ではなく「身分」であるということ。
組織を離れたとたんに、その効力はなくなるという点。
これは、ニッポンの会社というムラ社会に入り、そこそこ順調に昇進昇格すればたどり着ける一つの「身分」であるというのです。
職能集団というよりもメンバーシップ社会に近い日本の会社の特徴であるとします。
再就職の就職面接で、
「あなたは何が出来ますか?」
「部長ができます。」
というジョークがなくなる日が、近い将来実現するのではないでしょうか?
雇用をめぐる安倍政権の打ち出し、企業経営を巡る環境変化で大きな岐路に立っているニッポンの雇用。
9割がリーマンになっているわが国、少子高齢社会に突入した今、様々な課題が浮き彫りになっています。
「雇用改革の真実」
大内伸哉著
日経プレミアシリーズ 日本経済新聞出版社 850円+税
著者は、神戸大学大学院法学研究科教授。
労働法の切り口から雇用について解説していきます。
全体的にかなり辛口でストレート。
そこまで言っちゃっていいの?という快刀ぶりです。
整理解雇の4要件、労働契約法などでガンジガラメになっている解雇法制ですが、日本のルールは欧州のそれに近いこと、解雇しないかわりに人事権が広いこと、金銭解決の方向性もあることを主張します。
第1章では、正論を述べて暗殺されたイタリアの労働法学者のことも書かれており、なかなか読みごたえありの一冊です。
さらに有期雇用を規制しても正社員が増えないことにも言及。
有期労働者を守るはずのルールが雇用を不安定にしていること、無期転換ルールがかえって契約打ち切りを招いていることとします。
これは、民主党政権時の社会実験でも「失敗」という実験結果が出ており、正社員の数はドンドン減少している状況にあります。
産業を支える労働のベースをきっちり作り込むことが、
ニッポンが国際社会を生き抜いていくために必要不可欠なことのように思えます。
目次
1.解雇しやすくなれば働くチャンスが広がる
2.限定正社員が働き方を変える
3.有期雇用を規制しても正社員は増えない
4.派遣はむしろもっと活用すべき
5.政府が賃上げさせても労働者は豊かにならない
6.ホワイトカラーエグゼンプションは悪法ではない!
7.育児休業の充実は女性にとって朗報か
8.定年延長で若者が犠牲になる
最終章では、定年延長問題と若年層の雇用の問題について取り上げています。
米国のように成果を出し続けている限り定年のない社会・・・実力主義社会について解説。
高年齢者にプロ野球選手のような働き方を取り入れれば、若年層との共存も可能であることを解説。
また、若年層に対する支援を強化すること、若年層と同じように猛烈に働けない高年齢者に配慮した弾力的な勤務形態の導入といった解決策について提言しています。
9割がリーマンのニッポンは、組織雇用の社会。
個人的には、会社人間だけを育成するサラリーパースン養成教育システムの中に、
すこしでもいいから自営業、起業を志向する人たちを育成する教育システムがあっていいような気がします。
事務をキチンとこなす役人はたくさん輩出できても、
アップルやフェイスブックのようなイノベーションがなかなか出てこないニッポン社会。
廃業率が開業率を上回り続けている日本産業界。そこからの脱却という視点が大切なようにも思います。
高齢者の雇用、若年層の雇用、女性の雇用、外国人の雇用・・・。
今、ニッポンの雇用は、大きな転機を向かえています。
年金支給の65歳化、若者の就職難、非正規雇用の増加・・・どこかでつながっているような気がします。
「雇用再生 持続可能な働き方を考える」
清家篤著 NHK出版 1000円+税
著者は、慶応義塾塾長。
政府の委員なども務めた労働経済学の第一人者。
多用な職務の中で著書を出されることは凄いことだと思います。
同書は、豊富なデータやグラフを示しながら、雇用問題のコアに迫ろうとする取り組み。
学者としてのニュートラルな視点から、スタンダードなロジックが展開されています。
・失業率が2%台で推移していたものの1993年ころから上昇基調。今では4%台。
・国際的にみるとイタリアやフランスは失業率は10%。日本は決して高いとはいえない(統計の取り方が違うにせよ)。
・増える非正規雇用、減少する正規雇用者。今や4:6の比率に近づく。
・高齢者・・・60歳~64歳の労働力率が日本は突出して高い。
・今やリーマン9割、自営業1割。1960年ころに逆転して日本は雇用社会に突入。
・若年層の失業率。日本7.9%。スペイン53%!。イタリア35%、フランス23%。新卒一括採用が機能している。
・正規雇用者は1995年をピークに減少。いまや3340万人に。
さまざまな視点からの労働経済的な分析が、日本の雇用の課題をあぶりだしていくように構成されています。
目次
1.いまなぜ、働き方を考えるのか
2.経済の構造変化と雇用制度
3.終身雇用制度のゆくえ
4.年功賃金をどう見直せばよいのか
5.対等な労使関係をどう築くか
6.格差是正は可能か
7.付加価値生産性を高める
最終章で、これからのニッポンの雇用について言及していますが、これがなかなか興味深い話になっています。
これからの日本を支える人材・・・それは3種類
1.オタク(ギーク)
2.精神分析家(シュリンク)
3.匠(タクミ)
IT、デジタル、サービス分野の産業が拡張していくこれから、
「才ある個が組織の中で働く時代」が来ると提言しています。
ニッポンの雇用について考えるには、ニュートラルでスタンダードな一冊だと思います。
毎月送られてくる「月刊社労士」。
その5月号に4つの大学の卒業生を対象にした大学別社労士会の案内が出ていました。
学閥が、こんな世界にも・・・。
各会とも10年以上の歴史があるようです。
全国社会保険労務士桜門会・・・日本大学
社会保険労務士三田会・・・慶応大学
社会保険労務士白門会・・・中央大学
社会保険労務士稲門会・・・早稲田大学
各会では、定期的な講演会、勉強会、懇親会、他大学の会との交流などをしているとのことです。
会場や会費などを比較してみました。
会場(6月の総会の会場)
・桜門会・・・日本大学校友会館
・三田会・・・東京三田倶楽部
・白門会・・・中央大学駿河台記念館
・稲門会・・・早稲田奉仕園
会費
・桜門会・・・6000円
・三田会・・・8000円
・白門会・・・6000円
・稲門会・・・5000円
各大学の特徴が出ていて、なかなか興味深いお知らせでした。