山口県萩への旅行の際に、おみやげで買ったものがあります。
吉田松陰トランプ!
松陰先生がトランプになるとは、ちょっと不謹慎にも思いました。
でも、松陰先生の偉業を後世に伝えていくためにも大切なことだと思った次第です。
このトランプは、ジョーカー2枚を加えた54枚で構成。
松陰先生の文筆、歴史的資料、塾生たちなどがカラーで印刷されています。
これなら小中学生でも理解できる内容です。
吉田松陰先生がいなければ、日本という国は欧米列強の植民地となり、英国のアヘンで国が滅んでいたとも言われています。
小さな私塾・松下村塾で教育指導した塾生からは、初代総理大臣の伊藤博文、山縣有朋、初代司法大臣山田顕義を輩出、明治維新の立役者となった高杉晋作、久坂玄瑞、前原一誠などを送り出します。
たった1年あまりしか運営されなかった松下村塾・・・まさに驚異的な教育機関だと思います。
松陰先生の指導方針は、一方的な講義ではなく、双方向、強みを延ばす、褒めるといった現代にも繋がる指導方法だったといいます。
静岡県下田でペリー提督の乗る黒船に密航。
米国に行きたかったという飛耳長目説とペリー暗殺説が歴史家の間でも分かれています。
かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂
幕府による安政の大獄で獄舎、そして江戸にて斬首・・・享年30歳。
波瀾万丈、疾風怒濤の人生。
辞世の句です。
親思う心にまさる親心 今日のおとずれ何と聞くらん
身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂