10月にニューヨーク・シティ・バレエが来日します。
ワクワクドキドキ・・・。
10/21、22、23、なぜか月曜日~水曜日というウイークディ。
場所は、渋谷のオーチャードホールです。
NYCB(ニューヨーク・シティ・バレエ)は、ロシア生まれのジョージ・バランシンが65年前に創設した歴史あるバレエ団。
ヨーロッパの伝統的芸術性とアメリカのモダーンが融合した魅力的なバレエを売りとしているようです。
米国の交響楽団の実力も、この欧州と米国の融合に根差しているように思います。
ニューヨークフィルやボストン交響楽団など、ヨーロッパを代表するオケとなんら遜色ないと思っています。
米国のクラシック音楽、オペラなどの芸術界は完全な実力社会。
しかも世界中から志を持った若者が集まってくるということで、その母集団の中から這い上がってくる人材は、まさに天性と血のにじむような努力に裏付けされたタレントなのです。
NYCBも、ある意味、米国のダンサー界のトップレベルの人材によって構成されているように思います。
今回のNYCBは、2種類のプログラムで構成されています。選べるというのも一つの魅力です。
◆プログラムA
・セレナーデ
・タランテラ
・ウエストサイドストーリー組曲 ほか
◆プログラムB
・白鳥の湖
・シンフォニー・インC ほか
個人的には、やはりプログラムBです!
はじめてバレエを最初から最後まで見たのが、大学時代。
音大の女の子に誘われて、何気なく行った東京文化会館。
驚いたのが、ロビーでの光景・・・。
ロビーの椅子に座ってタバコを吸っていると(当時は、どこでも煙草が吸えました・・・)、その前をたくさんのバレエを観にきた女性が歩いていきます。
その多くが長い髪を束ね(キツネ髪と言うんでしょうか?)、ウォーキングしていきます。
背筋を伸ばし、一歩一歩床を舐めるようにして滑らかに滑るように歩く・・・その美しさに圧倒されました。
バレエは、バレエをしている人たちがたくさん観に来る、しかもそれが歩き方で分かるということは発見でした。
小中学生の女の子から、バレエの先生風の年配の女性まで、そのウォークは、まさに芸術・・・。
人が歩く姿を見て感動したのは、初めての経験でした。
バレエそのものも面白いのですが、開演前にロビーでの人間ウォッチングも楽しさ満載です。
NYCBの来日・・・首を長くして待っています!!