食べ物ネタは、出来るだけアップしないようにしていたのですが、
久々に、おいしいラーメンに出会えたので、写真でご紹介です。
FMのJ-waveを聞いていて、このラーメン屋さんを知り、勉強会の会合がたまたま神田神保町であったため立ち寄った次第です。
そのラーメン屋さんは、「鶏そば 征麺家 かぐら屋」さん。
鳥のチャーシュー、鳥のツクネ、鳥づくし・・・コラーゲンたっぷりの、このラーメン。
R&D・・・研究開発を積み重ねた成果だと思います。
ここの店長さんは、様々な料理を試しつつ、このラーメン屋さんにたどり着いたのだと思います。
場所は、JR水道橋駅から徒歩5分。
日大法学部3号館の裏です。
店員さんも若くて元気・・・なかなかの「おもてなし」です。
お箸は白、赤、黒の3色から選べるこだわり・・・なかなか素敵なお店です。
こんなラーメン屋さん、長く、長~く営業していただきたいものです。
美味しい一杯でした。ご馳走様!!!
「鶏そば 征麺家 かぐら屋」
東京都千代田区三崎町2-11-11 タカギビル1階
東京・銀座でニューヨーク感覚が味わえます。
銀座ソニービルの六階。
今年5月31日までの期間限定で、「MoMA DESIGN STORE」がオープンしています。
ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップで販売されているグッズが購入できるのです。
少しお高めですが、ニューヨークの雰囲気を身近で感じることを考えれば、お安いものです。
マグリットやアンディ・ウォーホル関連のグッズも豊富にラインナップ・・・。
ファンにはタマラナイ商業スペースです。
このストアコンセプトは、日本の美術館や博物館のミュージアムショップに多大な影響を与えていると思います。
驚いたのが、3Dプリンタ。
26万円とかなり高めですが、MoMAの先見性を垣間見ることが出来ます。
今、バーゲン品のコーナーもあります。
NewYork感覚を満喫し、ボールペンとメモパッドを買って、帰路につきました。
ぜひとも一度、体感いただきたいホットな空間です。
久々に、竹橋の東京国立近代美術館に行ってきました。
毎日新聞社の前にある竹橋を渡ると、空気が変わります。
オフィス街から緑あふれる皇居の荘厳な雰囲気が漂ってきます。
その中にある東京国立近代美術館。
ブリヂストンの創業者のコレクションの寄贈などもあり、1969年に開館した美術館とのことで、京橋や相模原に分館があるとのこと。
京都の近代美術館も、この美術館の分館が独立したものだということです。
入館に際して、放送大学の学生証を提示したところ、なんと無料。放
送大学がメンバーズクラブに入っているため、入館料不要とのこと。ありがたいことです。
「MOMATコレクション」
今回は、戦前から今に至る東京国立近代美術館コレクションの総集編ともいえる展示。
岸田劉生や藤田嗣治、奈良美智などを観ることができます。
この美術館の最大の売りは、スペースの広さ。
本当にゆったりと鑑賞することが出来ます。
また、上野の美術館のような、絵を見に来たのか人を見に来たのか分からないということもありません。
四階には、「ながめの良い部屋」が設置されています。
そこからの一枚です。
宮内庁や大手町のビルが一望できます。
日本、いやアジアに急拡大するイオングループ。
売上は6兆円を超え、向かう所、敵なし。
個人的には、都市部も田舎も画一的なイオンモールに覆われることに懐疑的なのですが、この流れは当面変わりそうもありません。
同じ作り、立てつけ、入っている店舗、テナントも同じ・・・。
イオングループは、ロードサイドから今度はレールサイドへも乗り出していくとのことです。
日経ビジネス誌2014.1.27号の特集は、「イオン 飽くなき拡大欲の正体」。
現場取材、アジア進出、トップインタビューなどを通じて、現在のイオンの姿を浮き彫りにしていきます。
驚いたのが、イオニストの事例。
住宅ローン3200万円をイオン銀行から借り入れ、月の支出の4割がイオン関連、週末のお出かけや子供の習い事もイオン・・・。
衣食住、生活シーンの全てをイオンのワンストップで充足する家族が出現し始めたとのことです。
イオニストの増殖は、どこまで進むのでしょうか?
イオングループは、マイカルやダイエーなどを巻き込み、GMS、SM、専門店、機能会社、金融、サービス、eコマース、ディベロッパー等から構成され、グループ従業員は36万人。
同誌の岡田社長へのインタビューで、さらなる成長に向けてのビジョン、打ち出しをされています。
キーワードをまとめてみました。
・中期経営計画の4つの柱・・・アジア 大都市 シニア デジタル
・デジタルは、クルマを超える変化
・地方も東京も同じ。どんどん変わっていく
・企業内起業家が一番大事
・成功したと思ったら失敗する
・成長がないと固まって腐る
過去、日本の流通業界もさまざまな大変化を経験してきました。
全国を制覇したかと思われたダイエーの没落、外資系小売の参入、CVSの増殖、チェーン専門店の拡大など、まるで戦国武将が群雄割拠した戦国時代のような歴史・・・。
岡田社長も、このあたりを十二分に研究されていると思います。
総合から専門へ、チェーンオペレーションから個店へ、ディスカウントからバリューへ、マーチャンダイジングからディベロッパーへ、ブリックからクリックへ、アジアからグローバルへ・・・。
時代は、次々に変わりつつあります。
そういった中で、36万人の社員のトップとして、次なる時代への布石をどう打つか?
イオンの進化を見続けていきたいと思います。
今年の10月にスタートする放送大学の博士課程。
本日、放送大学から説明会を東京と大阪で開催する旨のメールをいただきました。
個別相談会はないとのことです。
メールの出し先が、同大学大学院(修士)の修了生ということです。
定員10名のため、おそらく競争率は3ケタになると思います。
博士課程の敷居は高いです。
特に、今回説明会に参加される先生方は、どなたもコダワリ派・・・。
3年間で修了するのは大変だと思います。
でも、説明会だけでも聞きに行っても面白いかな、と考えているところです。
万世橋のマーチエキュートに行ってきました。
1912年に完成した万世橋駅。
御茶ノ水駅と神田駅のちょうど中間地点にあります。太
平洋戦争中の1942年に休止となったとのことです。
以前は、ここに鉄道博物館があり何度か訪れた記憶があります。
一時期、マスコミに取り上げられ大騒ぎ状態でしたが、今は多少の落ち着きを取り戻したようです。
この施設は、JR東日本のキャッチフレーズでいえば、「周辺エリア活性化型商業施設」。
ちょっと硬い感じですが、救駅舎を最大限に活用した姿勢は、なかなかのものです。
何でもかんでもスクラップ&ビルドというメガロポリスTOKYO・・・。
歴史をフル活用する都市開発は、アリだと思います。
丸の内のキッテも、とても素敵です。
この小さな商業施設では、雑貨、ファッションアパレル、カフェ、レストラン、バル、フラワーなどお洒落なショップが入居。
フランスおでんという食指をそそるお店もあります。
東京の街をより魅力的にするためには、
歴史的な建造物をうまく活用することも一つの方法だと感じた次第です。
「経営戦略全史」
三谷宏治著 ディスカバー21刊 2800円
最近、書店に行くと経営理論史、フレームワークなどのビジネス本が平積されています。
ある意味、経営学ブームになったのでしょうか?
その中でキラリと光る一冊。
それは、「経営戦略全史」です。
2800円という少し高めの価格設定ですが、その価値は十分です。
著者の三谷さんは、現役の経営コンサルタント。
実務家視点からの解説は、たいへん分かりやすく、初心者でも、それなりの勉強を続けた人にも役立つ一冊です。
経営史の基本潮流は、大テーラー主義と大メイヨー主義があること。
1980年代に一世を風靡したポジショニング派、その後出てきたケイパビリティ派・・・。
そしてそれを融合するコアコンピタンス論やコンフィギュレーション派・・・。
経営戦略の歴史的潮流を分かりやすく解説しています。
最新のアダプティブ戦略まで、経営戦略理論の流れを、やさしく解説していきます。
わたしなどはテーラーの「科学的管理法」やダグラス・マグレガーの「企業の人間的側面」などの歴史的名著を一冊ずつ読んできた学徒ですが、その頃この本があれば、その理解も随分違ったものになったであろうと思います。
最近のワッツさんの「偶然の科学」、IDEOのデザインシンキング、ビジネスエスノグラフィ、dスクール、北欧のフューチャーセンターまで触れています。
昨年、ベストセラーになったロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン博士の「ワークシフト」も登場します。
ここで、みなさんにプレゼント。
リンダさんの、これからのキャリアサバイバルで求められる3つの条件を同書からピックアップさせていただきます。
三谷さん独特のショートフレーズが魅力的です。
1.好きなことの中で、複数の専門性を持つ
2.他者とのネットワークを作る やすらぎの関係も含めて・・・。
3.所得と消費による満足から脱却する
最期は、東洋的な「足るを知る」の世界です。
経営学をこれから始めようとする方、ある程度、経営学を学んできた方にも、お勧めの一冊です。
2800円+税の価値は十分にあります。
上野・東京国立博物館に行ってきました。
いつもは、国立西洋美術館に足が向いてしまうのですが、今日は人間国宝の技を観るために東京国立博物館へ。
この博物館は明治5年に開館した日本初の博物館で11万点が所蔵されているとのことです。
日本の古代の考古遺物から中世、近代までのアートを観ることができます。
そういえば、昔教科書で見たことのある作品、国宝も多数展示されていました。
「人間国宝展」と「クリーブランド美術館展」を鑑賞してきました。
お奨めは、去年1月にリニューアルした東洋館。中国やアジア、韓国などの美術品が多数展示。
アジアのアートに触れることができます。
東京国立博物館は、5つの建物から構成されています。
1.本館 日本ギャラリー
2.東洋館 アジアギャラリー
3.平成館 日本の考古
4.法隆寺宝物館
5.表慶館 現在休館中・建物見学可
表慶館のドーム 実に美しいデザインです
この博物館は、仏教を中心にした世界的なフローが体感できるような感じがします。
インドを発して、中国、朝鮮を経由して日本にたどり着く文化のうねり・・・。
東洋文化の原点から発展がつかめる面白い構成になっています。
華やかなインド文化、中国文化が日本に入ってくると、どこか渋み、深さが加わる・・・「わび」「さび」的な雰囲気が強まってきます。
そのセンシィティブで繊細なフィーリングを持つ国民性が体現されるようになっていくのです。
原点回帰というわけではないのですが、
年に一度は、この博物館を訪れたいと考えています。
VIP用のウェイティングルームです。
「これでいいのか ベンチャー活動 世界最下位の日本」
日経ビジネス誌2014.1.20の特集「シリコンバレー4.0 変貌する革新の聖地」
けっこうショッキングな記事。
2012年の総合起業活動指数の調査を取り上げ、日本の危機を強調します。
欧州諸国、アジア新興国にも大きく遅れをとるランキングです。
そういえば、中小企業庁の中小企業白書でもこの20年、失われた20年・・・。
会社の廃業率が開業率を上回る状況が続き、慣れっこになっている状況です。
このまま推移すればどうなるか、だれでも理解できるトレンドが続いているのです。
この特集では、変化し続けるシリコンバレーの今に焦点を当て、現地取材を積み重ねています。
そのポイントは、次の5つ。
1.起業家の大移動・・・サンフランシスコ湾の南端から北へ
2.起業支援環境の拡大・・・学生の起業家育成まで裾野が拡大
3.ガレージから共有オフィスへ
4.資金調達の多様化・・・クラウドファンディングの登場
5.起業コストの低廉化・・・クラウドサービスの普及
驚いたのが、名門スタンフォード大学の卒業生の29%が起業、約四万社の会社を創設し、540万人の雇用、280兆円の収入をあげているということでした。
優秀な学生が、大企業や公務員を目指す日本とは、大きく異なるところです。
19世紀の中盤のゴールドラッシュ以降、新しいものを追い続ける風土が、このシリコンバレーにあるように思います。
同記事には、起業を巡るキーワードが丁寧に解説されており、とても親切。
ぜひとも一読いただきたい今週号です。
起業をめぐるキーワード
・スタートアップ
・エンジェル
・投資ラウンド
・コワーキングスペース
・オープンイノベーション
・シードアクセラレーター
・メンター
・クラウドファンディング
・エコシステム
この特集の最後に、シリコンバレーの星たちが珠玉の名言を記しています。
異質を交わらせる「多様な人材が活力を生む」 マーク・ベニオフ
まずカタチでみせろ テスラ・モーターズCEO マスク氏
「完璧を目指すより まず終わらせろ」 マーク・ザッカーバーグ
アイデアの芽を摘まない「シリコンバレーの起業家やその支援者は、信じられないくらい楽観的で、自分たちが世界を変えられると信じています」 ルース前駐日大使
何だか元気の出る記事に、エネルギーをいただいた次第です。
日本では、かなり手垢のついた言葉となった起業家精神・・・。
もう一度、考え実行してみる時期に来ているのかもしれません。