書店に行っても人はガラガラ・・・コロナショックがこんな所にも出ています。
それでなくても出版業界は大変・・・本や雑誌が売れなくて困っています。
ある調査では、働き方改革で早く帰れるようになったサラリーマンの自己啓発の時間、学習時間が増えていないとのこと。
コロナウィルスの影響で、飲み屋や寄り道をするフラリーマンも減少してはずなので、みんな何をやっているんでしょうか？
こんな時だからこそ、晴耕雨読・・・足るを知る、清貧の思想で「学び」を深めていきたいと思います。
書店で、久々にあの人の本に遭遇しました。
トム・ピーターズ・・・小職が崇拝するマネジメントの師匠です。
「エクセレントカンパニー」がベストセラーになった米国トップクラスの経営コンサルタント。
新刊は、２０１１年に出された「エクセレントな仕事人になれ」から９年ぶりです。
トム師匠の書籍は、原書も含めて、ほぼ全て目を通しています。
ちょっとオタクです（笑）。
「～仕事人になれ」が総集編的な位置づけで、師匠も引退モードかな？と思っていたのですが、そうではありませんでした。
「新エクセレント・カンパニー AIに勝てる組織の条件」
トム・ピーターズ著 早川書房 税込2970円
世界的ベストセラー「エクセレント・カンパニー」の続篇!として位置付けられています。
ピーターズ節は相変わらず健在・・・表紙の写真を見ると、ちょっとお歳をとられた感じでしたがアグレッシィブな主張は昔のままです。
目次
１．実践 とにもかくにもまず実践
２．エクセレント 中小企業という開拓者
３．人々 人が一番大事 ホワイトカラーの危機
４．イノベーション 付き合う相手が私たちをつくる
５．付加価値 デザインへの情熱
６．エクセレントなリーダー ２６の戦術（効果は保証付き）
AI(人工知能)には決してマネできない、「エクセレント」な企業活動の条件を、豊富な経験とケーススタディをもとに、時代に左右されないビジネスの本質を伝授していきます。
そして、驚いたのが、復刊本。
「ブランド人になれ！Ｂｌａｎｄ you50」
トム・ピーターズ著 ＣＣＣメディアハウス刊 税込1430円
同書は、2000年にＴＢＳブリタニカから刊行された一冊・・・なんと２０年ぶりです。
「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦」三部作の１冊目として登場しました。
この本には、本当にインスパイアされました。
ちょっと大げさですが、生き方、働き方を変えたくらいのインパクト本でした。
２０年前、ニッポンの会社やサラリーパースンがトム師匠の提言を受け入れ実行していたら、こんな惨状にはならなかったように思います。
ＧＡＦＡやＢＡＴはやりたい放題、今やＧＤＰも中国にダブルスコア、一人当たりのＧＤＰも３０位・・・もはや日本という国は先進国とは言えない状況になっています。
そして、最悪のタイミングでの消費税増税、コロナショック・・・そして、五輪は？？？
このまま行けば、令和大不況に突入する可能性は大だと思います。
今の日本だと、嵐が過ぎるまでアタマを低くして耐え忍ぶという対応策しかないようにも思えます。
「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦」三部作の２冊目は「セクシープロジェクトで差をつけろ！」、３冊目は「知能販のプロになれ！」。
本当に目から鱗の三部作でした。
シリコンバレーやニューヨーク、上海や深圳の若きビジネスパースンは、トム師匠の教えにインスパイアされて羽ばたいたのだと思います。
悔しい・・・！
「トム・ピーターズのマニュフェスト」４部作も座右の書。
「デザイン魂」
「リーダーシップ魂」
「タレント魂」
「トレンド魂」
２００５年に出されたこの４部作は当時先読みし過ぎという違和感がありましたが、ダイバーシティやインクルージョン・・・トムの予想どおりになっています。
完全取り残された日本。
もう一度、トムの著作から学び直して、アクションに繋いでいかなければ、本当に明日はないと思います。
ありがとう！ｔｏｍｐｅｔｅｒｓ 気づかせてくれて・・・あとは行動あるのみです。
「能率技師のメモ帳」にお越しいただきまして、ありがとうございます！
