友人と飲み屋で一杯できない、旅にも行けない、マツダスタジアムでカープの観戦ができない、温泉で一風呂できない・・・ないないづくしの自粛ライフ・・・。
致し方ないですよね~。
ステイホーム・・・我慢、ガマン。
今週号の日経ビジネス(2020.5.18号)の特集。
「所得崩壊 年収2割減も現実に」
なかなかショッキングです。
それでなくとも、この20年間、この国の賃金はほとんど上がっていません。
OECD加盟国35か国の中でも、18位という惨状です。
新型コロナウィルスの影響で経済活動がストップ・・・。
そこから、賃金が2割減というストーリーです。
さらに、スタグフレーションやハイパーインフレの警鐘を鳴らしています。
会社員(大企業)の平均年収 591万円
コロナ後年収(リーマンを前提)570万円
2割カットされると・・・473万円
約120万円の年収減という予測です。
特にボーナスの大幅減は避けられないと思います。
今年の年末の冬季ボーナスあたりは、業種によって惨憺たるものになるんでしょうね。
同特集の結論に対して「So What?」を期待したのですが、ちょっとピンボケでがっくり(笑)。
「昭和30年代からの手紙 焼け野原からの消費喚起 所得増加より希望」
所得倍増論の池田勇人首相や「三種の神器」の話が出てきました(笑)。
明日への希望がないから、明るい未来モデルがないから、ビジョンやグランドデザインが打ち出せないから社会が閉塞感に包まれているわけで、この特集にはちょっと残念。
結局、一人一人が、明日をデザインしていかなければならないということなんでしょうか。
それよりも、同誌の最終ページの「賢人の警鐘」の丹羽宇一郎伊藤忠元会長の記事に一筋の希望が垣間見れました。
収束後もV字回復はない・・・「総司令官不在の世界」・・・ギグ・エコノミーこそがニッポンの希望
そのとおりだと思います。
これからの時代、志を持ったプロフェッショナルやノマドワーカーが集い、テレワークやデジタル、ヴァーチャルの世界で、イノベーションやニュービジネスを立ち上げて行くギグ・エコノミー・・・ということしか、この国をブレークスルーする道はないと思います。