松山への旅行で一番楽しみにしていたのが、坂の上の雲ミュージアム。
松山城の麓にあります。
今、NHK-BSで「坂の上の雲」が再放送されており、人気が復活しています。
もっくん、阿部ちゃん、香川さん・・・最高のキャスティングの歴史ドラマです。
司馬遼太郎さん(1923年~1996年)が、40歳代に集中して書き上げた「坂の上の雲」。
全7巻。
明治時代、坂の上の雲を目指した東洋の小国、大日本帝国を3人の主人公を通して描いた歴史小説です。
世界最強と言われたロシアのバルチック艦隊を殲滅する軍事作戦を立てて実行した海軍軍人・秋山真之、これまた世界最強の騎馬軍団コサック軍を破った陸軍軍人・秋山好古、そして俳句の世界に新風を吹き込んだ正岡子規。
松山を舞台にして、東京や呉、さらには留学先のフランスやアメリカなどにも広がっていきます。
このミュージアムの建築設計したのが、安藤忠雄さん。
モダンな建物ですが、城下町・松山の雰囲気にマッチしています。
小職も、齢を重ねるにつれて、「坂の下の崖」を目指し、「下山の思想」で、下りの道をゆっくりと降りています(笑)。
でも、下山の方が視界が広がり景色を楽しめると作家の五木寛之さんが言われていました。
「坂の上の雲」を目指して力強く登っていく明治時代の青年たち・・・心を揺さぶられます。
おすすめの博物館です。