吉田松陰の松下村塾に学んだ高杉晋作(1839~1867)。
明治維新の志士たちの中で一番好きな人物です。
松下村塾では、この高杉と久坂玄瑞が二傑と言われた俊英。
「学の久坂」、「識の高杉」と称されていました。
高杉は、尊王攘夷思想、陽明学の行動派・・・英国大使館を焼き討ちにしたり、下関で外国船に砲撃を加えたりしました。
のちの総理大臣伊藤博文は「動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし」と高杉を称しています。
1867年5月、肺結核を患い、大政奉還、明治維新を待たずに、この世を去ります。
享年29歳。
その際に高杉晋作が遺した言葉。
おもしろき こともなき世を おもしろく
看病にあたっていた野村望東尼が下の句として「すみなすものは 心なりけり」と続けると、高杉は「おもしろいなあ」と言って息をひきとったそうです。
師匠の吉田松陰は享年30歳・・・世の中を変える革命家の多くは短命・・・実に残念です。
拝