「空飛ぶタイヤ」第4回、観終わる。
なんと、
寝ていた夫が途中で起きて
観始めた。
「なんで、起きてくるのよぉ。」
私は、耳が遠いので(ずっと耳鳴り)、
ボリュームを大きくして観ていたのだが
ドラマの流れが寝ている夫にも入ってきて
面白そうだ、と起きてきた。
このドラマで
いい味を出しているのが
私にとっては
「相島一之」さん。
もちろん、どの人も熱演なんですけどね
主人公、サブ主人公、
そして悪役になっている國村隼さんとか
ついそっちに目が行くけれど
相島さんのこういう役割はいつ見ても安心。
面白いと
あと何分、あと数分で終わる、と時計を気にしてしまう。
もっと長ければいいのにとかね。
最後の(そう、ここがクライマックスよ)
相島さんが流暢に澱みなく
自社を正当化、相手の会社の不備を述べているときはドキドキ。
とうとうと述べたあとに
彼の言葉を覆す「証拠」を主人公が出したときは
もう、マックスですね。
そのマックスを効果的に際立たせていたのが、相島さんのしゃべりです。
この落差。
会社側の狼狽、驚きの顔が何とも言えない。
そしていつもの
テネシーワルツが流れて予告へ。
来週は最終回だ。
楽しみであり、残念だ。
わかる?この気持ち。
実際にあった事件を基にしているので
会社は結局、いろいろあったけれど
いつのまにか復帰している。
そういえば、そんなことがあったなあ。
うちはホンダ一本だけれど。
組織のこと云々は書かないでおこう。
どこにもあることだ。
ただ
正義のために立ち向かう姿はやはり
ドラマなのだから
ぜひとも最後まで残してほしい。
ドキュメンタリーではなく
あくまで、実話を脚色化して作っているのだから
どこかに
人間の正義が認められることを残してほしいね。
最後はどうなるのかわからないが
観る側がスカッとするような終わり方を。
高杉良の小説でも
このような形の話はたくさんある。
私が夢中で読んだのは
正義を持った人間が描かれているから。
現実は
なかなか、組織を裏切ることができなかったり
圧力に屈服したり
見て見ぬ振りをしたり
の世の中。
だからこそ
ドラマは、夢を持たせるものにしてほしい。
最後、主人公の会社は倒産か。
観る側の納得いく結末か。
来週、楽しみだ。