来月末付けの退職願いを出した。
寝耳に水、と言われ
いろいろと事情を話して
最後には
付き返された。
もう一度考え直すように、と言われた。
では、(更に上の)上司に伝えてくださるのですね、と私は言った。
それはわからない、と言われる。
空振りの状況で
心境は
もの言えばくちびる寒し秋の風
である。
結果的に
同僚への批判になってしまったではないか。
今日は詳しく書けないので
近いうちに書きましょう。
父は
明日が退院予定であったが
延びるようだ。
大腸ガン手術のときよりも
スムーズに行かない。
まだ首の抜糸ができていない。
それから
昨年末から今年初めにかけての父との確執があったが
最近
父と2人で病室で過ごすことが多くなり
必然的に、饒舌な父の話に付き合い、
それが父にとって嬉しいようだ。
いつも
病室を出るとき
父の手を握って
「また来るからね」と私は言う。
相変わらず
父の話は
お金、名誉、学歴、自分の生き方の自慢であるが
最近はそれらに慣れてきた私だ。
今日は
髭の伸びた自分の顔を写真に撮ってくれ、と頼まれた。
それから
3,4日前
非常に嬉しいことがあった。
夫のことである。
これもここで書くべきかどうか迷っている。
そのことを父に伝えると
父は喜んでいた。
なんだか
独り善がりの文章だが
いつか
全部書ける日が来るまで。
昨日今日と
夜
うちのカエルが冬眠から覚めて
出てきている。
今日は4匹確認。
いよいよ
春が近づいてきた。
東北の春。
私は
このカエルたちの始動で
本格的な春を感じるのである。
そして
3年前に死んだカエルのお墓のヒヤシンスが
芽吹いてくるのも
春を感じるとき。
今日、サンルームの下を覗くと
小さく芽を出していた。
生きている。
カエルの代わりに生まれ変わったヒヤシンスが今年も
咲いてくれる。
あの鳩たち。
今日は別な鳩2羽が
あの場所で巣作りをしていた。
足の悪い鳩はいない。
どこも誰も
皆
春に向けて動き出している。
私も動いた。
退職願を持って。
でも空振り。