13日(水)その2.今日の日経朝刊に「アジア知的財産権シンポジウム2011広告企画」が見開きで載っています。AKB48のプロデューサー秋元康さんの基調講演が面白いので紹介します。題して「AKB48は、なぜ、売れたのか?」
「エンターテインメントでの成功には98%の運と1%の汗と1%の才能が必要だと思う。AKB48が売れたのも運なのである。しかし、1%の努力と1%の才能がなければ100%にはならない。いつも考えているのは”予定調和を崩すこと”。見る前に想像がつくようでは観客にそっぽを向かれる。今ヒットしているものはすべて過去だ。今の流れを読んでひらめくというよりは、周りと関係なく、自分でこれが面白いと思うものが見つけられるかどうかだ。止まっている時計は、日に2度正確な時刻を示す。ところが周りを見ながら合わせようとするとなかなか合わない。世間で流行しているものとは関係なく、自分が”これは絶対に面白い”と思い、それを全力でやり続けることが大事ではないか。今はインフラや技術が急速に進歩しているので、コンテンツを考える時にもメディアミックスをどうするかといった”器”から入りたがる人が多いが、料理がおいしければ、どんな皿に盛っていても食べたいと思う。器の形に関係なく、自分は何が面白いのかというところから始めたほうがいい」
秋元さんは成功するための要素の98%は運だと言っていますが、そのためには周到な仕掛けがあり、それなりの力がなければならないでしょう。それを1%の汗と1%の才能と置き換えてもいいかもしれません。1人の少女をエンターテインメントの世界にデビューさせて成功させるのは非常に困難でしょう。でも一辺に48人まとめてデビューさせれば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ではないけれど、そのうちの何人かはヒットするのではないか。少女たちを集めて歌と踊りを仕込んでデビューさせる。そして人気投票をやってお互いの競争意識を高めて全体のレベルアップを図る。それが彼の仕掛けでした。
成功のためには98%が運だと言うけれど、見方を変えて考えると、2%しかない成功する可能性を実現するためには98%の「運を引き寄せる」ための努力が必要だと思うのですが、どうでしょうか。「自分は運がない」と言う人は”運がない”のではなく、”運を引き寄せる努力をしていない”から、運がやってきた時に逃してしまうのだと思います。日ごろから広くアンテナを張って情報を収集することも大事なような気がします。
「エンターテインメントでの成功には98%の運と1%の汗と1%の才能が必要だと思う。AKB48が売れたのも運なのである。しかし、1%の努力と1%の才能がなければ100%にはならない。いつも考えているのは”予定調和を崩すこと”。見る前に想像がつくようでは観客にそっぽを向かれる。今ヒットしているものはすべて過去だ。今の流れを読んでひらめくというよりは、周りと関係なく、自分でこれが面白いと思うものが見つけられるかどうかだ。止まっている時計は、日に2度正確な時刻を示す。ところが周りを見ながら合わせようとするとなかなか合わない。世間で流行しているものとは関係なく、自分が”これは絶対に面白い”と思い、それを全力でやり続けることが大事ではないか。今はインフラや技術が急速に進歩しているので、コンテンツを考える時にもメディアミックスをどうするかといった”器”から入りたがる人が多いが、料理がおいしければ、どんな皿に盛っていても食べたいと思う。器の形に関係なく、自分は何が面白いのかというところから始めたほうがいい」
秋元さんは成功するための要素の98%は運だと言っていますが、そのためには周到な仕掛けがあり、それなりの力がなければならないでしょう。それを1%の汗と1%の才能と置き換えてもいいかもしれません。1人の少女をエンターテインメントの世界にデビューさせて成功させるのは非常に困難でしょう。でも一辺に48人まとめてデビューさせれば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ではないけれど、そのうちの何人かはヒットするのではないか。少女たちを集めて歌と踊りを仕込んでデビューさせる。そして人気投票をやってお互いの競争意識を高めて全体のレベルアップを図る。それが彼の仕掛けでした。
成功のためには98%が運だと言うけれど、見方を変えて考えると、2%しかない成功する可能性を実現するためには98%の「運を引き寄せる」ための努力が必要だと思うのですが、どうでしょうか。「自分は運がない」と言う人は”運がない”のではなく、”運を引き寄せる努力をしていない”から、運がやってきた時に逃してしまうのだと思います。日ごろから広くアンテナを張って情報を収集することも大事なような気がします。