26(火)。けさの日経コラム「春秋」にピアニストのマルタ・アルゲリッチのことが取り上げられていた。「彼女が震災直後に日本にメッセージを寄せている。”皆様の計り知れない痛みと、それに耐える勇気を感じ、強い愛と尊敬の念を抱いています。言葉ではとても表現尽くせなくてごめんなさい”」。
昨年日本で収録した曲を、急きょCDにして発売し、その印税を復興支援に寄付すると決めたという。競演した指揮者と交響楽団も二つ返事で同意したとのことで、曲目はショパンとシューマンの「ピアノ協奏曲」という。これは昨年12月に聴いた演奏だ。12月1日にすみだトリフォニー・ホールで開かれた「新日本フィル特別コンサート」で、指揮はクリスリャン・アルミンク。当日のプログラムはシューマンとラベルの「ピアノ協奏曲」だった。彼女はこの日の前にショパンの協奏曲(第1番、第2番)を同じメンバーで演奏しているはずだ。この時の演奏がCD化されるのだ。CDの製作は仙台にあるオプトロム社が当たるということで、CDには演奏者と並んで工場の名前が記されているという。
「春秋」の筆者はそのCDを聴いたらしく「歴史に残る名演である」と記している。それはそうだろう。シューマンは生で聴いたが、白熱の演奏だった。演奏後は何度も舞台に呼び出されてブラボーの嵐を受けていた。後でオーケストラのメンバーから聞いたところによると、アルゲリッチはこの時の来日に際して、ホテルに閉じこもって連日練習に明け暮れていたということだ。「あの天才アルゲリッチでさえも日々の努力を怠らないのだなあ」とそのバイオリニストは感心していた。
アルゲリッチは私の音楽観、ひいては人生観を根本から変えた大事なアーティストだ。このCDは是が非でも入手する!
昨年日本で収録した曲を、急きょCDにして発売し、その印税を復興支援に寄付すると決めたという。競演した指揮者と交響楽団も二つ返事で同意したとのことで、曲目はショパンとシューマンの「ピアノ協奏曲」という。これは昨年12月に聴いた演奏だ。12月1日にすみだトリフォニー・ホールで開かれた「新日本フィル特別コンサート」で、指揮はクリスリャン・アルミンク。当日のプログラムはシューマンとラベルの「ピアノ協奏曲」だった。彼女はこの日の前にショパンの協奏曲(第1番、第2番)を同じメンバーで演奏しているはずだ。この時の演奏がCD化されるのだ。CDの製作は仙台にあるオプトロム社が当たるということで、CDには演奏者と並んで工場の名前が記されているという。
「春秋」の筆者はそのCDを聴いたらしく「歴史に残る名演である」と記している。それはそうだろう。シューマンは生で聴いたが、白熱の演奏だった。演奏後は何度も舞台に呼び出されてブラボーの嵐を受けていた。後でオーケストラのメンバーから聞いたところによると、アルゲリッチはこの時の来日に際して、ホテルに閉じこもって連日練習に明け暮れていたということだ。「あの天才アルゲリッチでさえも日々の努力を怠らないのだなあ」とそのバイオリニストは感心していた。
アルゲリッチは私の音楽観、ひいては人生観を根本から変えた大事なアーティストだ。このCDは是が非でも入手する!