人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

国民性?~オーストラリア首相記者会見

2011年04月22日 21時41分09秒 | 日記
22日(金)。午前11時から当ビル10階ホールでオーストラリア首相ジュリア・ギラードさん(女性)の記者会見があるので、大使館や警察関係車両の駐車手配の関係で、10分前に1階玄関に行きました。予定ではこの時間にはビルに到着していなければなりません。ところが姿・形がないのです。主催者の記者クラブの担当者に聞くと、宿泊先の帝国ホテルから当ビルまで歩いてくるというのです。確かに帝国ホテルから当ビルまでは歩いて5分もかからない距離なので車で来るより歩いてくる方が早いと言えるかも知れません。しかし、警備からすればこれほど危険なことはないのです。

会見は11時スタートなのに、まだ到着しません。警察の無線によると「ただいま内幸町の交差点を渡るところ」ということです。ビルに到着したのは11時10分でした。SPを10人ほど引き連れて堂々と歩いてやってきました。鼻が高い女性です。専用エレベーターで9階記者クラブの貴賓室に直行しました。そこで一息してから10階の記者会見場に移動したので、会見が始まったのは11時20分でした。20分遅れの記者会見です。大使館やパトカーなどの警護車両は、後からやってきて駐車しました。

歩くこと自体はいいことだと思います。しかし、記者会見の開始時間は決まっているのです。間に合わせるように努力するのが当たり前でしょう。会場いっぱいの新聞記者たちを待たせておいて、平気で歩いてくる神経が分かりません。周りの人が気を使うべきことでしょう。これが日本人VIPの会見だったら、とても考えられないことです。遅刻などあり得ません。そのことをエレベーターでいっしょになった警視庁のSPに話すと苦笑していました。国民性でしょうか。これをわれわれは”オーストラリア時間”と呼んでいます。逆に言えばわれわれ日本人ほどパンクチュアルな国民はいないのかもしれません。

記者会見の内容は夕刊には間に合わなかったようなので、明日の朝刊に出るのでしょう。オーストラリアは友好国なので、今回の大震災への対応を含めて期待するところが大きいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする