人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

大学も被災学生支援へ

2011年04月21日 08時07分26秒 | 日記
21日(木)。息子の通う東京理科大学から1通の封書が届きました。同封のパンフレットに「東北関東大震災 被災学生支援募金のお願い」とあります。趣旨は「本学においては、震災で大きな被害があった東北各県と周辺地域の沿岸部出身の在学生・入学予定者が300名以上いる。当該地域の学生が学業を断念することのないように学費免除等の経済的支援を行う。ついては募金につき協力願いたい」というものです。

すでに朝日新聞の厚生文化事業団に子供たちと連名で義援金を送り、コンサート会場などでも募金に協力してきましたが、いわゆる”街頭募金”には協力してきませんでした。あちこちでやっていますが、どこまで信用していいのか、また、その都度募金していたらキリがないからです。

今回は募金の主体と使途目的が明確なので、是非協力したいと思います。自分の息子が同じ立場に立たされたらと思うと、やはり何とか協力したいと思います。

ところで、今日4月21日はモーツアルトが「バイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K454」を完成させた日です。1784年ですから227年前のことです。この曲にはエピソードがあります。モーツアルトはこの曲を4月、ヨーゼフ二世臨席のもとレジーナというイタリア人女性(バイオリン)と共演することになったのですが、クラビーア(今のピアノ)パートの楽譜化が間に合わなかったため、彼はメモを見ながら全曲を演奏したということです。つまり楽譜がないのに演奏したというのです。いくら自分が作曲した曲とはいえ普通はあり得ないです

それまでのバイオリン・ソナタと言えば「バイオリンの伴奏を伴ったピアノ・ソナタ」という性格が強く、あくまでもピアノが主体でバイオリンは引き立て役に過ぎなかったのですが、この曲はバイオリンとピアノが対等に競演する形をとっています。このスタイルがベートーベンに引き継がれていくのですね。

いまヒロ・クロサキのバイオリン(1773年製)とリンダ・ニコルソンのフォルテ・ピアノ(1794年製)の演奏によるCDを聴いていますが、古楽器特有の響きでよく音楽が流れています



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