11日(日).昨日,すみだトリフォニーホールで新日本フィル定期演奏会を聴いてきました プログラムは①ワーグナー「ジークフリート牧歌」②ブルックナー「交響曲第7番ホ長調」の2曲.指揮はクリスチャン・アルミンクです.今回から新年度に入り座席も変わりました.前年度までは1階後方席でしたが,今年度はやや前方の16列へ.ただし前回同様通路側から1つ入った席です.通路側席を取るのは難しいようです
オーケストラのメンバーが舞台上に登場します.ン?コンサートマスターの崔文殊の頭を見るとイメチェンしていますこれまでは葉加瀬太郎並みのアフロヘアだったのが,まるでN響のコンマス,マロこと篠崎史紀のようにオールバックにしています.茶髪には違いありませんが アルミンクもオッと引いていました
第1曲目のワーグナー「ジークリート牧歌」は,ワーグナーが長男ジークフリートの誕生と妻(リストの娘・コジマ)の33歳の誕生日を祝う贈り物として1870年12月25日の朝にトリープシェンの邸宅で披露された音楽です.当日の朝は,階上の寝室へ通じる階段や踊り場に演奏家が陣取り,最上段からワーグナーが指揮をしたといいます.曲は単一楽章ですが,穏やかないい曲です 最初は弦楽だけで演奏されますが,管楽器が加わってくると音楽に奥行きがでてきます.個人的にはワーグナーの曲の中では一番好きな曲です.誕生日に自分のための音楽を演奏してもらえるコジマは本当に幸せ者ですね
この演奏会は午後2時開演ですが,1時半からプレ・トークといって指揮者アルミンクが演奏曲目を解説してくれます.この日はブルックナーについて話をしてくれました.アルミンクはオーストリア生まれですが,祖父に当る人が,ブルックナーが教師をしていた村の隣の村で学校の教師をしていたとのことです.そんなこともあって彼のことは身近に感じるそうです
ブルックナーの「交響曲第7番」第1楽章はピアニシモのバイオリンのトレモロで始まります.そして雄大なテーマが奏でられます.この楽章の途中,3時2分ごろ体に揺れを感じました.地震があったのでしょうか.オーケストラを見ても落ち着いて演奏を続けています.ひょっとすると同じ列の席の人が体を強く椅子にぶつけたのでしょうか
ブルックナーは第2楽章「アダージョ」を作曲中に自分を認めてくれたワーグナーの死去の知らせを受け,この楽章で追悼のコーダを書いたといわれています.ここで”ワーグナー・チューバ”を始めて採用し音楽に深みを与えています
第3楽章「スケルツォ」はブルックナーの中でも好きな楽章です.勇壮で快活です.最終楽章は明るい色調で始まり,ワーグナーを失った喪失感を払拭し前向きに生きていこうとする姿勢が音楽に現れています
新日本フィルのメンバーは,室内楽シリーズも会員になっているせいか,一人一人が身近に感じます.コンマスはもちろんのことですが,主席クラスの人は顔と名前がわかります.そういう意味でも同じオーケストラの中で小さなグループを作って室内楽を演奏することは”固定客=定期会員”を繋ぎ止める意味でもすごくいいことだと思います
そういえば,定期会員を継続したので,新日本フィルから「定期会員特典CD」をもらいました(写真・右).表に曲名が書かれていないので何が入っているのかわかりませんが,封を開けるのが楽しみです.こういうのも”お得意さま”を繋ぎ止めるのには有効ですね
オーケストラのメンバーが舞台上に登場します.ン?コンサートマスターの崔文殊の頭を見るとイメチェンしていますこれまでは葉加瀬太郎並みのアフロヘアだったのが,まるでN響のコンマス,マロこと篠崎史紀のようにオールバックにしています.茶髪には違いありませんが アルミンクもオッと引いていました
第1曲目のワーグナー「ジークリート牧歌」は,ワーグナーが長男ジークフリートの誕生と妻(リストの娘・コジマ)の33歳の誕生日を祝う贈り物として1870年12月25日の朝にトリープシェンの邸宅で披露された音楽です.当日の朝は,階上の寝室へ通じる階段や踊り場に演奏家が陣取り,最上段からワーグナーが指揮をしたといいます.曲は単一楽章ですが,穏やかないい曲です 最初は弦楽だけで演奏されますが,管楽器が加わってくると音楽に奥行きがでてきます.個人的にはワーグナーの曲の中では一番好きな曲です.誕生日に自分のための音楽を演奏してもらえるコジマは本当に幸せ者ですね
この演奏会は午後2時開演ですが,1時半からプレ・トークといって指揮者アルミンクが演奏曲目を解説してくれます.この日はブルックナーについて話をしてくれました.アルミンクはオーストリア生まれですが,祖父に当る人が,ブルックナーが教師をしていた村の隣の村で学校の教師をしていたとのことです.そんなこともあって彼のことは身近に感じるそうです
ブルックナーの「交響曲第7番」第1楽章はピアニシモのバイオリンのトレモロで始まります.そして雄大なテーマが奏でられます.この楽章の途中,3時2分ごろ体に揺れを感じました.地震があったのでしょうか.オーケストラを見ても落ち着いて演奏を続けています.ひょっとすると同じ列の席の人が体を強く椅子にぶつけたのでしょうか
ブルックナーは第2楽章「アダージョ」を作曲中に自分を認めてくれたワーグナーの死去の知らせを受け,この楽章で追悼のコーダを書いたといわれています.ここで”ワーグナー・チューバ”を始めて採用し音楽に深みを与えています
第3楽章「スケルツォ」はブルックナーの中でも好きな楽章です.勇壮で快活です.最終楽章は明るい色調で始まり,ワーグナーを失った喪失感を払拭し前向きに生きていこうとする姿勢が音楽に現れています
新日本フィルのメンバーは,室内楽シリーズも会員になっているせいか,一人一人が身近に感じます.コンマスはもちろんのことですが,主席クラスの人は顔と名前がわかります.そういう意味でも同じオーケストラの中で小さなグループを作って室内楽を演奏することは”固定客=定期会員”を繋ぎ止める意味でもすごくいいことだと思います
そういえば,定期会員を継続したので,新日本フィルから「定期会員特典CD」をもらいました(写真・右).表に曲名が書かれていないので何が入っているのかわかりませんが,封を開けるのが楽しみです.こういうのも”お得意さま”を繋ぎ止めるのには有効ですね