19日(月・祝)その2.昨夕,六本木のライブ・スタジオ「ケントス」に「ながつきみ隊」のライブ演奏を聴きに行ってきました 「ながつきみ隊」というのは「長月(9月)に月見をしタイなあ」という願望を臨時編成のユニットに名付けたものです.仕掛け人は娘の小学校時代からの幼馴染の”かーりー”ことJちゃん.大学卒業後,外資系の会社に勤める傍ら,様々なイベントを企画しているスーパー・レディです 予備校時代の友人k(ボーカル)を中心にギター,ベース,テナーサックス,ドラムを集め(計7人・男),かーりー(Jちゃん)がボーカルを担当,娘Lが隣でコーラスを歌うことになりました
このイベントを会社のE部長に話すと,「一度,ケントスに行ってみたかった」と言うので,現地で待ち合わせをすることにしました.ネットで場所を調べてから六本木に行ったのですが,略図では全く分かりません.仕方なくE部長にケータイで訊くと店の近くまで出迎えてくれました.午後7時開演に”滑り込みセーフ”でした
受付で名前を言うと「あー,Lちゃんのお父さん!」とJちゃんが出迎えてくれました.入場料2,300円を払って中に入ると座る余地もないほど満員です.100数十人はいるでしょう.まさか,こんなにも多くの人たちが集まっているとは思ってもみませんでした 若い世代が圧倒的に多いのですが,中にはわれわれと同世代の人たちもちらほらと見られました.奥の方に入って辛うじて2人分の座席を確保し,ウイスキーのロックを注文しました(その後お代わりを2回しました).
今回のライブは2つのグループが45分ずつ演奏するというもので,前半が「Acology」という男4人女1人のグループで,休憩後の後半が「ながつきみ隊」です.Acologyはなかなか歌も演奏も良かったと思います 後でしっかり自分たちのCDを売っていました.
いよいよ後半「ながつきみ隊」の登場です.バックの7人の男たちを後ろに控えさせて,黒の衣装で統一したかーりーと娘L が下を向いてスタンバイ.静かなメロディーが流れているな,と思った次の瞬間,何とピンクレディの「ペッパー警部」のメロディーが ボーカルの2人はピンクレディのアクションで歌います 息がピッタリです.手でピストルを構えるポーズで歌が終わると,ものすごいが会場を満たしました.しょっぱなから鋭いパンチを食らったようなショックでした.すごい迫力でした娘の登場はあと2回(イーグルスの”テイク・イット・イージー”他)ありましたが,スポットライトを浴びて懸命に歌って踊る娘を目の前で見て,普段見たことのない娘の別の一面を垣間見た気がしました
2曲は,かーりー作詩,K作曲によるもので,かーりーが歌いましたが,なかなか聴かせました Jちゃんは詩を書く才能,歌う才能,イベントを企画する才能と,いろいろな才能を持っているのではないか,と思います
9時までに撤収しなければならないということで,時間通り8時45分に終演となりました.E部長と近くのお店に入って餃子,枝豆などをつまみに生ビールを飲みました.彼は「あれで2,300円は安いよ!」とさかんに感心していました.私もそう思います.「だけどさあ,プログラムに書いてあった娘さんのプロフィールで1箇所だけ違ってるとこあるよね.”猫と兎と大豆が好き”ってあるけど,兎じゃなくてモルモットだったよねえ」と言います.その通りです.最近は,この日のために練習,練習,リハーサルで家に帰らないこともあって,シェルギエール(モルモットの名)の世話はもっぱら弟に押し付けているようですが
あらためて,かーりーの書いた娘のプロフィールを見てみると「かーりーと幼馴染で現在ジム友」とあります.ジムに通っているなんて初めて知りました.また「幅広く色々活動してて何が本職か分からないくらいすごく忙しいので,何やってるか気になる方は2次会でこっそり聞いてみてください」とありました.本職は銀座の某レストランでウェブ・デザインのアルバイトをやっていますが,そのほかに何をやっているのかは知りません.たしかに毎日帰りは遅いし,預金残高は確実に減少しているようですが 「幅広く活動していて...」というコメントは,むしろJちゃん自身に当てはまるのではないか,と思います.
いつものクラシック・コンサートとは一味も二味も違うライブでしたが,演奏者と観客との距離が間近で親近感が沸きました.Jちゃんが次にどんなイベントを仕掛けるのか,娘がそれにどういう役割で絡んでいくのか,今後が楽しみです.まだまだ若いのだから後で後悔しないように青春すればいいと思います.自己責任の範囲内で