14日(水)。先日のブログで内幸町の新イイノホールの残響時間が1.5秒だと紹介しました。これを機会に残響時間について調べてみました。
「残響」とは音源が発音を停止した後も音が響いて聞こえる現象をいい,「残響時間」とは音源が発音を止めてから、残響音が60デシベルまで減衰するまでの時間をいいます。60デシベル減衰するとは、簡単に言うと聞こえる音のエネルギーが100万分の1まで小さくなるということです
残響時間は、音が鳴っている場所の壁、床、天井の素材や、空間の大きさによって変化し、一般的に素材が固いほど、また空間が大きいほど長い残響時間となります。演奏会用のホールでは設計段階で残響時間を設定し、演奏時に反響板を設置したり、壁面を操作したりして調節します。また、観客も吸音体となるため、残響特性は観客の人数によっても変化し、演奏に影響します
ネットで調べてみたら、そのことが裏付けられました。以下は都内の主なコンサートホールの残響時間です。大きいホールほど残響時間が長いのが分かります。
サントリーホール 2.1秒
東京芸術劇場 2.1秒(現在、改装工事中)
すみだトリフォニーホール 2.0秒
ミューザ川崎コンサートホール 2.0秒(現在、改装工事中)
東京オペラシティホール 1.96秒
紀尾井ホール 1.8秒
イイノホール 1.5秒(11月1日オープン)
東京芸術大学奏楽堂 1.6~2.4秒(可変天井等により調節可能)
これもネットで調べていて分かったのですが、「最適残響時間」とう考え方があるそうです。残響音が少なすぎると音楽音は豊かさに欠け、多すぎると明確さに欠ける。最適な残響音はどんな内容で決まるのか、というテーマです。大雑把に言って、室容積の大きなホールでは、低音域の残響時間が長めな特性があり、容積が小さなホールでは、全周波数の音に対して平坦な特性があるとのことです
音楽のジャンルでは、大きなホールほど①ロマン派の音楽②近代の音楽③古典派の音楽(オーケストラ)④室内楽⑤講演の順に音響特性が優れているとのことです。ブルックナーの交響曲などを大ホールで聴くと、このことがよく分かります
また、大きなホールでマイクを使って何かを解説するのを聞くと、反響しすぎて聞き取りにくいことがままあります
最適残響時間は、その日の天候、温度、湿度などによっても変わるのでしょうね
「残響」とは音源が発音を停止した後も音が響いて聞こえる現象をいい,「残響時間」とは音源が発音を止めてから、残響音が60デシベルまで減衰するまでの時間をいいます。60デシベル減衰するとは、簡単に言うと聞こえる音のエネルギーが100万分の1まで小さくなるということです

残響時間は、音が鳴っている場所の壁、床、天井の素材や、空間の大きさによって変化し、一般的に素材が固いほど、また空間が大きいほど長い残響時間となります。演奏会用のホールでは設計段階で残響時間を設定し、演奏時に反響板を設置したり、壁面を操作したりして調節します。また、観客も吸音体となるため、残響特性は観客の人数によっても変化し、演奏に影響します

ネットで調べてみたら、そのことが裏付けられました。以下は都内の主なコンサートホールの残響時間です。大きいホールほど残響時間が長いのが分かります。
サントリーホール 2.1秒
東京芸術劇場 2.1秒(現在、改装工事中)
すみだトリフォニーホール 2.0秒
ミューザ川崎コンサートホール 2.0秒(現在、改装工事中)
東京オペラシティホール 1.96秒
紀尾井ホール 1.8秒
イイノホール 1.5秒(11月1日オープン)
東京芸術大学奏楽堂 1.6~2.4秒(可変天井等により調節可能)
これもネットで調べていて分かったのですが、「最適残響時間」とう考え方があるそうです。残響音が少なすぎると音楽音は豊かさに欠け、多すぎると明確さに欠ける。最適な残響音はどんな内容で決まるのか、というテーマです。大雑把に言って、室容積の大きなホールでは、低音域の残響時間が長めな特性があり、容積が小さなホールでは、全周波数の音に対して平坦な特性があるとのことです

音楽のジャンルでは、大きなホールほど①ロマン派の音楽②近代の音楽③古典派の音楽(オーケストラ)④室内楽⑤講演の順に音響特性が優れているとのことです。ブルックナーの交響曲などを大ホールで聴くと、このことがよく分かります


最適残響時間は、その日の天候、温度、湿度などによっても変わるのでしょうね
