人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

情けは人のためならず~国語世論調査から

2011年09月16日 22時21分56秒 | 日記
16日(金)その2.今日の朝刊各紙に、文化庁が15日に発表した「2010年度国語に関する世論調査」の結果が載っていました。

「寒っ」「すごっ」など語幹のみの形容詞や、「来れる」など”ら抜き言葉”が、実際によく使われていることが裏付けられたといいますまた、誤りやすい言葉の使い方では「雨模様」「姑息」「号泣する」の誤用が多かったとのこと さっそく問題です。次の正解はどちらでしょうか

○雨模様とは

 1.雨が降りそうな様子   2.小雨が降ったりやんだりしている様子

○姑息とは

 1.一時しのぎ   2.ひきょうな

○号泣するとは

 1.大声を上げて泣く  2.激しく泣く

○情けは人のためならずとは

 1.人に情けを掛けると、巡り巡って自分のためになる 

 2.人に情けを掛けると、そのひとのためにならない

○すべからくとは

 1.当然、ぜひとも   2.全て、みな




















































正解はすべて1が正しい使い方です。さて何問できましたか? えっ、全問できた? すごっ私なんか難問できました・・・・・・寒っ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マリア・カラスの命日に当たって考えること

2011年09月16日 06時50分09秒 | 日記
16日(金).今日はマリア・カラスの命日です.1923年生まれの彼女は1977年9月16日に死去しました.ギリシャ系移民の子としてニューヨークに生まれ,13歳のときに故国ギリシャへ帰り,アテネ音楽院で往年の名歌手ビダルゴに師事し,様々なオペラを歌いました そして名指揮者セラフィンの指導により次々とレパートリーを広げていきました.

1950年にオペラの殿堂ミラノ・スカラ座にベルディの「アイーダ」でデビュー,1956年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場でべッルリーニの「ノルマ」を歌ってデビューし成功を収めます.20世紀におけるイタリア・オペラのあり方に大きな変化をもたらすほどの大きな存在となりました.オペラの世界は,紀元前(BC)紀元後(AD)になぞらえて,「ビフォア・カラス,アフター・ディーバ」つまり「カラス以前,歌姫以後」と言われるほどの存在になりました

カラスのCDはオペラとアリア集のほとんどが揃っています.居間のCDラックの一部は「マリア・カラス・コーナー」になっていて,CDを並べた幅は90cmぐらいに達します.LPもありますが,面倒なので数えません.かつてはLDも持っていましたが,LDプレーヤーが壊れてしまい,泣く泣く処分しました

カラスは決して美声ではありません.でも,一度聴いたら忘れられない声です.トスカ,ノルマ,ミミ・・・何を歌ってもカラスはカラス.ドラマチックに歌い上げます.

よく聴くお勧めCDはEMIから出ている「ザ・ベスト・オブ・マリア・カラス」です.第2集,第3集も出ていますが,最初のCDです(下の写真.TOCE-7998).ベッリーニの「ノルマ」から「清らかな女神よ」,サン・サーンスの「サムソンとデリラ」から「あなたの声に心は開く」,プッチーニの「ラ・ボエーム」から「わたしの名はミミ」,同「トスカ」から「歌に生き,恋に生き」など,どれもが魅力的な歌がカラス独特の声で収録されています

話は全く変わりますが、カラスの生まれ故郷ギリシャは、今や経済危機の真っただ中にあります 金融市場でギリシャがデフォルト(債務不履行)状態に陥るとの懸念が再び高まっています。公務員の数が多いとされるギリシャの人件費削減や公営企業の民営化、年金改革などの削減策は出し尽くしたと言われています。一方,同じ経済危機が叫ばれる日本は,国の借金が800兆円とも言われており、政府は虎視眈々と消費税を引き上げを狙っています。大震災から立ち直りつつある日本は、これからどうなるのでしょうか?たまにはカラスの行水ではなく、ゆっくりとお湯に浸かって国の行く末を考えてみたいと思います

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする