人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

風邪とモーツアルト~イタリア弦楽四重奏団とワルター・ギーゼキング

2014年06月03日 07時00分29秒 | 日記

3日(火)。昨日、近所のクリニックで診てもらったら、やはり風邪ということでした 薬局で大量の薬を渡され、毎食後に飲んでいます

ところで、風邪をひいてちょっと長めに会社を休んだ時に必ず聴いていたCDがあります それはイタリア弦楽四重奏団のモーツアルト『弦楽四重奏曲全集』です。第1番ト長調K.80から第23番ヘ長調K.590までのすべての弦楽四重奏曲が4枚のCDに収められています。演奏は1966年8月から1973年8月まで7年間にわたり収録されたものです

 

          

 

最初に風邪をひいた時にこの全集を聴いたのは、30年以上前のことです その時は1週間以上も風邪で寝込んだのですが、第1番K.80から順番に聴いていくと、途中で止められなくなり、いつしか最後の第23番K.590まで聴き通していました 最後まで聴き終ると、また第1番に戻って聴いていきました。さすがにモーツアルトばかりでは飽きるので、途中でベートーヴェンやらブラームスの曲を挟んで、再度モーツアルトに戻るわけです そう、私はイタリア弦楽四重奏団のモーツアルトが大好きです

ところでイタリア弦楽四重奏団の4人のメンバーは複雑な関係にあったようです 新日本フィルの第2ヴァイオリン奏者・篠原英和さんの話によれば、紅一点の第2ヴァイオリン奏者エリーザ・ぺグレッフィさんは他の3人のメンバーすべてと結婚したとのことです。もちろん一度にではなく、順番にですが よほどエリーザさんに魅力があったのでしょうね

今回の風邪はそれほど長引かないだろうという予想のもとに、昨日は別の曲を聴くことにしました またしてもモーツアルトですが、ワルター・ギーゼキングの弾く『独奏ピアノのための作品全集』です 8枚のCDにピアノ・ソナタ第1番から第19番までと、幻想曲、ロンド、変奏曲など、独奏ピアノで演奏される全63曲が収録されています。これら一連の演奏は1956年のモーツアルト生誕200年を記念して録音されたものです

ギーゼキングの演奏は『主観的な表現主義』に対し『新即物主義』と呼ばれているようですが、私はそんなことはどうでもよく、あらかじめ演奏にレッテルを貼って聴かないようにしています はっきり言って、どれもが明快で素晴らしい演奏です。何回聴いても飽きません。こういうのを名曲名演奏というのでしょう

 

          

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする