人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー著「笑う警官」を読む~新訳で読み易く

2015年03月02日 07時01分18秒 | 日記

2日(月)。昨日は日曜日にも関わらずコンサートの予定が入っていない珍しい日でした 今週は今日から来週の火曜日までコンサート7回を含め、連日予定が入っているので体力的に厳しいものがあるので、家で音楽を聴きながら本を読んでゆっくり過ごすことにしました

ということで、わが家に来てから155日目を迎え、くまのプーさんに戦いを挑む果敢なモコタロです 

 

          

           くまのプーだろうが高木ブーだろうが 相手にしてやるぜ!

 

  閑話休題  

 

マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー共著「刑事マルティン・ベック 笑う警官」(角川文庫)を読み終わりました マイ・シューヴァルは1935年、ストックホルム生まれ。雑誌記者・編集者を経て65年から10年間ペール・ヴァールーと『マルティン・ベック』シリーズを書き上げました。ペール・ヴァールーは1926年、スウェーデン生まれ(75年没)です

 

          

 

「1967年11月13日の雨降る夜のこと。ストックホルムの市バスで8人の乗客が何者かに銃撃され死亡した。被害者の中には、右手に拳銃を握りしめた殺人捜査課の若い刑事オーケ・ステンストルムがいた 警察庁殺人課主任捜査官マルティン・ベックは後輩の死に衝撃を受け、なぜ彼がそのバスに乗り合わせていたのかを追究する。オーケのデスクの中には恋人の全裸の写真が残されていた。それは何を意味するのか。唯一の生き証人は意味不明の言葉を残して亡くなった。そうした中、オーケが16年前の未解決事件の犯人を追及している中で事件に遭遇したらしいことが分かる ベックらは当時の関係者を絞り込んでいく中で真犯人らしい人物を特定する。さて、ベックは真犯人を逮捕することができるのか

こういうのを「ページ・ターナー」小説と言うのでしょう。ページめくる手が止まらない、という意味です 本作の中盤までは、ほとんど事件の解決の目途さえつかないというもどかしさを感じさせますが、次第に犯人が絞り込まれていき、遂には直接対決となります 次第に読むスピードが上がって行くテンポ感がたまりません 

今回の文庫本は柳沢由美子の新訳によるシリーズ最初の作品です。旧訳で読んでいないので比較は出来ませんが、非常に分かり易い翻訳です。彼女は巻末の「訳者のあとがき」で次のように書いています

「刑事マルティン・ベックを主人公とする犯罪小説は、第1作の『ロセアンナ』から48年経ったいまも、『87分署』シリーズのエド・マクべインとともに、世界の警察小説の2大双璧と認識され、後続のミステリ作家に多大な影響を与えたと評価されている

是非、柳沢由美子の新訳で『ロセアンナ』をはじめ他の作品も読んでみたいと思います

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日聴いたCDはモーツアルトの交響曲第22番~36番”リンツ”です 演奏はカール・ベーム指揮ベルリン・フィル。8日(日)に日本モーツアルト協会主催の「モーツアルト交響曲全45曲演奏会」のうち第22番から第36番までを聴くので、その予習です このCDに集録された演奏は、私がモーツアルトの交響曲を聴く際の基準になっています

 

          

          

 

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