12日(木)わが家に来てから155日目を迎え、人権について一般大衆に演説するモコタロです
皆さん 今日はお忙しいところお集りいただき ありがとね!
今日は 兎にも人権はあるのかというテーマで お話します
よ~く考えてみると 兎は人間じゃないから 人権はないよね
以上で私の話を終わります 脱兎のごとく去りたい気分です・・・
閑話休題
昨日、会社帰りに神保町の三省堂内にある「チケットぴあ」に寄ってMETライブビューイングの前売り券を買いました 新宿ピカデリーや東劇で買った時と同じ3枚綴り券(下の写真。1セット9,300円)を求めたのですが、出された券はまったく違うものでした
それが下の写真のチケットです。これじゃ、他のコンサートのチケットと同じで、味もそっけもない券じゃあ~りませんか まあ、料金的には1枚当たり3,600円のところ3,100円、3枚で9,300円ですから3枚綴り券と同じなので文句はありませんが・・・・
今期のライブビューイングは下の通りあと3回残すのみ。すべて観るなら3枚綴り券がお得です
①チャイコフスキー「イオランタ」、バルトーク「青ひげ公の城」(2本立て) 3月28日~4月3日
②ロッシーニ「湖上の美人」 4月11日~17日
③マスカー二「カヴァレリア・ルスティカーナ」、レオンカヴァッロ「道化師」(2本立て) 5月23日~29日
閑話休題
柚月裕子著「検事の本懐」(宝島社文庫)を読み終わりました 柚月裕子は1968年、岩手県生まれ。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、『臨床真理』で2009年に作家デビューしました
私はさきに「最後の証人」を読んで凄い
と思ったので、柚月裕子という人の作品を片っ端から読んでやろうと思ったのです
大型書店で『臨床真理』を探してみたのですが、どこにも無かったので、取りあえずこの『検事の本懐』を買い求めました
この作品は、『最後の証人』に出てきたヤメ検弁護士・佐方貞人の検事時代を描いたオムニバスで、5つの短編から成っています 「樹を見る」は連続放火事件の捜査の予想外の成り行きを捉えた話
「罪を押す」は累犯者が起こした単純な窃盗事件の裏を探る物語
「恩を返す」は高校時代の同級生のために悪徳警察官と佐方が対峙する話
「挙を握る」は東京地検特捜部を舞台に正義と信義を追求する物語
「本懐を知る」は横領弁護士の汚名をきたまま亡くなった佐方の父に迫る話です
筆者は2011年3月11日の東北地方大震災で宮古の両親を亡くされたそうです。大震災がなければもっと早く作品を完成させることが出来たはずだったとのこと。彼女はBOOkトピックスの第15号で次のように書いています
「作品を書きながら頭の中でずっと繰り返していたことは『ここで書くことをやめたら、父に顔向けできない』ということだけでした。作家、柚月裕子を一番心配し、一番応援してくれていたのは父だったと思います。私がここで泣き崩れて筆を置いてしまったら、一番悲しむのは父だろうと思いました」
どんなにつらかったことでしょう。それを乗り越えて完成させた「検事の本懐」は、本当に面白く、読み応えのある作品です。第25回山本周五郎賞ノミネート作品と聞いて、納得です