人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「コンサートという文化装置」等を買う/伊坂幸太郎著「ガソリン生活」を読む

2016年05月07日 08時14分35秒 | 日記

7日(土)。わが家に来てから587日目を迎え、ウサギのぬいぐるみで遊んでもらうモコタロです

 

          

            おい 顔を見せなきゃ ウサギって分からないだろーが!

 

  閑話休題  

 

昨日は、新宿ピカデリーに行き、METライブビューイング、プッチーニ「蝶々夫人」の座席指定を取ってきました 来週の10日(火)午前10時からの部です。ヒロインの蝶々夫人は、前回METライブでプッチーニ「マノン・レスコー」のタイトル・ロールを歌ったクリスティーヌ・オポライス(下のチラシの美人)が歌います

 

          

 

その後、池袋に出て、池袋西武の地下のいつものコーヒーショップでコーヒー豆を挽いてもらいました 今度のは「リッチビター」です。「ナッツやトーストのような香ばしい香りとダークチョコレートが持つリッチな苦味」と書かれています さあ、どんな味がするでしょうか

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

音楽関係の本を4冊買いました 1冊目は宮本直美著「コンサートという文化装置~交響曲とオペラのヨーロッパ近代」(岩波現代全書)です これは朝日新聞の広告を見て「超面白そう!」と思って飛びついた本です

 

          

 

2冊目は中川右介著「怖いクラシック」(NHK出版新書)です この本は、帯に書かれていた「クラシック音楽のメインストリームは、この世のダークサイドを感じさせる『怖い音楽』なのだ」という謳い文句につられて買ったものです

 

          

 

3冊目は近藤憲一著「指揮者の世界」(ヤマハミュージックメディア)です この本は、「指揮者って何者?」から、下野竜也ら現役指揮者、都響コンマス矢部達哉氏へのインタビュー、オーケストラ・マネジャーという仕事まで、指揮者にまつわる話題が盛り込まれているとのことで面白そうです

 

          

 

4冊目は萩谷由喜子著「クラシックの作曲家たち」(ヤマハミュージックメディア)です この本は 古くはヴィヴァルディから新しくはショスタコーヴィチ、ガーシュインまで、いわゆる”クラシックの作曲家”について、その人と生涯と作品とを簡潔に紹介した”入門編”のようです

 

          

 

それにしても、つい先日5冊買った本がまだ読み終わらないのに また買ってしまいました そもそも本屋さんに行かなければよいのですが、つい行っちゃうんですよね。それで気になるタイトルの本を見つけるとつい買っちゃうんですよね。オレは病気か

 

  も一度、閑話休題  

 

伊坂幸太郎著「ガソリン生活」(朝日文庫)を読み終わりました 伊坂幸太郎の作品はこのブログでも何冊かご紹介しましたね 念のため簡単にプロフィールを記すと、1971年千葉県生まれ、東北大学法学部卒業。2000年に「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューしました。その後、「アヒルと鴨のコインロッカー」「死神の精度」「ゴールデンスランバー」などを次々に発表し数々の文学賞を受賞しています

 

          

 

この作品は朝日新聞に連載されていた小説です

母親の望月郁子、長男・良夫、長女・まどか、次男・亨の4人家族に所有されている緑のデミオが主人公です 隣人のフランク・ザッパ好きの校長先生のカローラであるザッパから「緑デミ」と呼ばれる車 デミオの視点から一連の物語が語られます

のんきな兄・良夫と聡明な小学生の弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死したことから、いつの間にか望月一家は事件に巻き込まれていきます 女優を追ってた週刊誌の記者、亨に嫌がらせをするいじめっ子、まどかの恋人・江口君を恐喝する”怖い男”などが入り乱れて物語は予測もつかない方向に進んでいきます

この物語で、小さいけれど大きな存在感を占めるのが小学生の亨です 真面目だけれどおっとりした長男・良夫と比べ、頭脳明晰で機転が利く存在です 車同士がおしゃべりをするという視点はなかなかのアイディアです 事件の10年後を描いた「エピローグ」が何とも心温まります。ユーモア溢れる家族小説としてお薦めします

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする